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異文化の理解 |
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Lisa |
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あいす |
高1 |
人間は動物と違って文化をもった生物だ、と一般的に言われている。人間は混沌と化した世界に対して、文化というものを築き、秩序を与えている。しか |
し、人間は文化の枠内でしか行動できないものであり、文化に束縛されているとも言える。世界には、様々な国があり、それぞれ別々の文化を築いている。 |
これからは、これら様々な国との国際交流が重視される時代になるだろう。そのような時代では、各国が自国の文化の枠を通した見方だけをするのではなく |
、異文化を認め、相互に理解しあうことが大切になってくる。これからは異文化を理解できるような人間を教育していくべきだ。 |
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そのためには、自分は自国の文化の枠を通して物を見ているということを自覚しなければならない。この事は、同じ文化を持っている家族や友達と暮らし |
ているだけでは、なかなか自覚しにくいことだ。しかし、このことを自覚していなければ自分にとって異質なものをすべて排除するだけになってしまう。現 |
在ドイツでは“再びナチの時代を”という運動が起こっている。もちろん、この運動に反対しているドイツ人はたくさんいるが、このナチ運動に参加してい |
る人々は、自分たちとは考え方も宗教もちがう異質な存在のユダヤ人を排除しようとしているのだ。おそらく彼らは自分たちが自国の文化の枠を通してユダ |
ヤ人を見ている、他の視点から見るという方法はない、と思いこんでいるのだろう。限られた文化の枠(視点)から物事を見るということは、危険なことなの |
である。 |
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また、国際交流を積極的におこなっていくことが大切だ。留学が一番近道だろうが、国際交流をすることによって、異文化の人々と友達になり、その友達 |
の文化を理解しようという気持ちが生まれてくる。私も短期間ではあったが、アメリカの家庭にホームステイし、高校に通うことによってたくさんの人々に |
日本の文化も理解してもらい、私の知らなかったアメリカの文化も知ることが出来た。ギリシャの神話と、日本の神話にはいくつか共通点が見られる。これ |
は、人間の考えの共通性を表わす、と倫理の授業のときに習った。人間に共通性があるならば、異文化の相互理解は容易なことなのである。私が短期間で、 |
アメリカの文化の一部にしろ知ることができたことからも、このことは分かるであろう。 |
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確かに自分の国だけのことでいえば、自国の文化が存在することにより国民が上手くまとまっていくということがいえる。しかし、それではこれからの国 |
際社会に遅れをとってしまう。これからは国単位ではなく世界の単位で物事を考えていく時代になる。その時代に乗り遅れないためにも、異文化の相互理解 |
は限りなく大切な事であり、そのための人材教育は、省くことのできない重要なものだと人々に認識させるべきなのだ。「カメラマンは、レンズのほこりを |
払うまえに目のほこりを払わねばならない」というように、人々は異文化を排除するまえに、自国の文化の枠を通して物事を見ているという自覚を持ち、異 |
文化を理解しようという姿勢をもたねばならないのだ。 |
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