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心の底から味わえるおいしさ |
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イチゴ |
の |
池 |
の広場
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ユッコ |
/ |
あるろ |
中1 |
私は、心から味わえる本当のおいしさを味わったことがある。 |
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それは、中学校に入ってからの野外活動の時である。班ごとに、最初から最後まで協力し合い、おいしいカレーを作るのだ。 |
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まず、役割分担を決める。まき係が良かったけど、調理係になった。でもまき割りが良かったから、 |
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「やらしてー。」 |
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といった。すると、 |
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「あかん、あかん。おまえは、危険や。おまえがやったら、おまえもけがするけど、周りにいる奴らもドキドキするわ。いつどこへナタが飛ぶかわからん |
からな。」 |
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と笑われた。だから仕方なく、私は料理をした。木のテ-ブルの上には、物がいっぱいで、切るときは苦労した。まな板が動いて、包丁で手を切りそうに |
なった。友達と切りながら、 |
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「こうやったらきりやすいで。」 |
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とか、 |
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「こうやったらはやくきれんで。」 |
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と教え合いながらやった。またいろいろと家やクラスの話もした。だから、私たちの班が一番おそかった。でも、会話はたえなかった。しばらくして、男 |
子の所へ見に行った。 「できた。」 と私が聞いた。 |
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「オーできた、できた。女子、はよせーよ。」 「まだできてへんねん、女子は。」 「え、マジかよおーい。」 |
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「うん、マジやねん。」 「うん、マジやねんちゃうって、はよやってこい。どこまでできてん、俺が見に行ったる。」 と言って来た。もー少しで野菜 |
が切り終わるところだった。切り終わると、ぐたぐたにえた鍋の中に入れた。カレーのルも入れた。とてもおいしそうなにおいがただよってくる。やっとお |
米もカレーもお茶もできた。 |
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先生も含めて、8人で食べる食事は、とてもおいしくて、とても楽しかった。みんなで、さわぎながら食べた。 私は、この野外活動の食事作りをとして |
、高級料理の「おいしさ」と、協力して作った料理の「おいしさ」の意味は違うと思った。高級な料理の方の「おいしさ」は味がおいしい。しかし、協力し |
て作った料理の方は、協力して作る価値や、自分たちががんばって作ったという達成感の良さだとおもう。そういう集まりが、料理となってでき、食べなが |
ら、 「おいしい。」 |
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と言って自分で、満足できたのだと思う。「おいしい」とは、ただ味がおいしいだけでなく、料理ができた価値や感想とも言えると思う。 私は、協力し |
てできた料理で、「おいしい」、の方が本当の心の底から言える「おいしさ」だと思う。 |
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