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言葉の変化 アジサイ の広場
由希子 あとえ 中1

 言葉の正しさを論ずる時にとかく語源が引き合いに出されるが、語源の通りでは社会状勢の変化のために合わなくなるものが多い。社会では複雑になり、
人の心理も単純ではなくなるから、語源の通りであることが正しいということになると、今の現実の社会には合わないことになる。結局、言葉は各人の言語 意識によって動いていくようである。  

 実態からかけはなれた言葉を使い続けるのはいけないと思う。
 

 今、何気なく使っている「超ムカツク」。私は全然気にもしていないし、別に変だなと思ったこともない。ふつうに使っている言葉だ。しかし、父や母に
とっては決して気持ちのいい物だとはいえないらしい。なぜかというと、「超ムカツク」のムカツクというのは本来、胃がムカムカして気持ち悪いといった ような病気の時に使うらしい。だから、わたしが「ムカツク~」というと「腹が立つっていいなさい」と逆におこられてしまう。  

 しかし、実態が変わったからといってすぐに言葉の方も変えるというのもいけないと思う。
 

 今は規則でゆるされるようになった「全然O.K」ちょっと前まではだめだったのに何故か知らないけれど、かわってしまった。国語の先生は「全然O.
K」というのはまだなれてなくていやだとおっしゃった。私もあまりこういうのは好きではない。でも、しばらくすると、私もなれて違和感もなくなるだろ う。昔は、全然の後には否定語がくるといった規則だった。まあいえば日本の文化だ。しかし、その文化が変わってしまったのはとても残念である。  

 確かになじみのある言葉から、急に変わるのはいやだが、そのときの状況に合わせて変わってしまうのは当たり前だと思う。名言に「できあがった規則を
なんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことがしんに規則を生かす道である。」ともある。やはり、環境をよくするために変化 していくのは仕方がないと思う。                                                
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