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清書:覚悟の「生」 アジサイ の広場
拓馬 ねき 中3 img  

 生きる覚悟を決めよう。そしてそれには、確固たる精神力が不可欠だ。「死」の覚悟なんてものは本当は、誰にもできる。崖に立って、目の前にチョット
足を出せば、後はすべてなるがままである。しかし、思いとどまれば、人生の中の絶望に再び飛び込むことになる。生きるということは、そんな絶望を超え る精神力がなければならないのである。だから強い人間とは、何があっても生き抜く精神を持っている者のことなのだ。  

 確かに、「死ぬ気になればなんでもできる」。しかし、「死」ねばそこで終わりであって、「生」きれば、もっと大変なことにであう。その覚悟は、「死
」の覚悟をも何倍も何十倍も上回るはずだ。  

 「人生には、費やしただけの価値がある」という故人の言葉もある。「死」は簡単だが、「生」は大変だ。しかしあえてその難儀に挑戦していくのが、人
間として、いや、生きとし生けるものの有るべき姿なのだと思う。  

 
                                                 
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