先頭ページ
前ページ
次ページ
最終ページ
|
肉体と神経 |
|
アジサイ |
の |
道 |
の広場
|
|
Lisa |
/ |
あいす |
高1 |
神経が苛立って眠れない時があるが、これは神経の疲労が肉体の疲労とのバランスを欠いて独自に進行してしまった結果である。現在このような、神経と |
肉体が乖離したまま、それぞれ別に疲労を課せられるということが頻繁に起こるようになってきた。これからは、肉体と神経とが共存する社会にしていくべ |
きだ。 |
|
そのためには、便利なものに頼りすぎないことが大切である。現在は便利さを求めた社会といってもよいほど、便利な物があふれている。車、バイクは人 |
間の足を鈍らせ、テレビゲームなどは子供の体力を衰えさせる。確かに魅力あるものであり、強い志がないかぎり便利なもの、快適なものに頼りがちになっ |
てしまうが、これらを批判することで肉体と神経とが共存する生活が可能になるのだ。修学旅行などではたいてい電車を使うが、遠足などではバスを使う。 |
乗っている時間にも差があるが、私の経験としては電車で行った方が楽に感じる。電車の中では多少歩き回れるが、バスの中ではじっと座っていなければな |
らない。つまり、電車ではある程度肉体と神経の疲労が一致するが、バスでは神経の疲労が先に進行してしまい、肉体の疲労が神経の疲労におくれをとって |
しまった結果なのだ。 |
|
また、社会が様々なものが経験できるような環境を作ることが大切だ。勉強だけの環境では、精神状態に異変が起きる。キレた高校生が事件を起こすとい |
うニュースを最近よく聞くようになったが、だいたい真面目で成績優秀な生徒が急にキレて事件を起こすのだ。インディアンはアメリカ大陸が発見された頃 |
、労働力として使われていたことはよく知られていることだ。最初インディアンは真面目に働いていたのだが、ある日突然車座になって座り込み何もしなく |
なった。だが、再び何日かたつと前と同じように真面目に働き出した、という話がある。インディアンは自分たちの魂が肉体についてこられなくなったのを |
車座になって待っていたのだ。これは現在おきている減少と反対のことだが、どっちにしろ肉体と神経が共存するという社会は、誰もが本来望むべきことな |
のだ。 |
|
確かに便利な物を上手に使いこなし世界をよりよくしていくということは大切かもしれない。車が自由に使える世の中になったことにより、私達の行動範 |
囲が限りなく広がったことは言うまでもない。しかし、本来人間は肉体と神経が共存した生活を送っていたのだ。時代は変わっていったが人間そのものは変 |
化していない。「上天気の日に、嵐のことなど考えても見ないのは、人間共通の弱点である」という言葉が示すように、人間は便利なものが溢れている世の |
中で、便利なものが無い社会を考えもしないのである。この人間の弱点を認識し、本来の人間の生き方である肉体と神経が共存する生活を追い求めていくこ |
とが、現代の人間にとっての目標でもあり、達成しなければならない課題でもあるのだ。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ホームページ