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清書:「おもしろい妹」 |
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の広場
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諒 |
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あろつ |
小3 |
| 「まゆ!やめなさい!」 |
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妹のまゆは今、三才です。まゆは、ぼくが勉強している時に、いつもじゃまをします。たとえばぼくが漢字をおぼえようとしているときに横で、 |
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「おばけなんてうーそさ…」 |
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とか |
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「おとうさんゆーび、どーこーかーな…」 |
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とか大声で歌ったりして、ぼくにおこられてなきます。 |
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まゆはクッキーのかけらを見て、 |
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「これ、魚みたい。」 |
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というようなたとえが上手です。だけどときどき、 |
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「これ、ウンチみたい。」 |
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など、悪いことばを言うと、お母さんにおこられてなきます。 まゆは、アメリカの幼稚園に通っているので、 「ヘイー!ワットアーユードューイング |
| 、エンピツクーン?(おーい!なにやっているの、えんぴつくん?)」 |
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などと、英語と日本語をまぜて、ものに話かけたりします。 まゆは二才の時、何度教えてもトマトを「ママト」、たまごを「ぱまご」とまちがっていま |
| した。 まゆは、すぐ人のものを、 |
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「これ、まゆの。」 と言います。 「ちがうよ。おにいちゃんのだよ。」 |
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とぼくが言うと、 「まゆのだよ!」 「おにいちゃんのだよ!」 |
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とけんかになって、まゆがたたいてきて、ぼくがたたき返して、またなきます。 しまじろうの本が来ると、本をよんであげたり、工作をつくるのを手伝 |
| ってあげます。でも言うとおりにしないから、作り終わったら、上手じゃなくてなっとくしないか、できなくておこり出します。まゆは数字やひらがなの勉 |
| 強もすぐあきます。 あと、話や歌を自分で作って一人で会話をするのがすきです。ぼくやおかあさんが、自分のことを「ラビットの赤ちゃん」と呼ばない |
| とおこります。うさぎの赤ちゃんのふりをするのがすきなのです。 |
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最近まゆは、悪いことばを言わないこと、人をけらないこと、たたかないことをおかあさんと『指切りげんまん』をしてやくそくします。でもすぐわすれ |
| て、たたいたりしたあと、また小指を出してきます。 でも、妹はおもしろくて、かわいいです。一番の理由は、遊び相手になるからです。時には、ぼくが |
| めいれいしたとおりに、手伝ってくれることもあります。まゆがいるとすごくにぎやかです。 まゆはもうすぐたんじょうびきて、四才になります。四才に |
| なったらもっとうるさくなるかなあ、それとももっといい子になるかなあと心の中で思っています。 |
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