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清書:サンタはいるか |
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雅貴 |
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あめす |
小5 |
「サンタさんはいると思うな」 |
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「いや、いいひんやろう」 |
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「サンタって親に決まっているやん」 |
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ときどきこういう話が友達同士で、なぜか出てくる。そのたびにサンタさんはいる派といない派に分かれる。いない派は親がプレゼントを置いていると言 |
っている。 |
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僕は、というと、いる派といない派の間みたいなものである。いつもみんなに言うときはこう言っている。「サンタさんはフィンランドから飛行機でやっ |
て来て、合い鍵を持って一人一人の家に歩いていっていると思う」という感じ。サンタさんは6年生になると来ないと6年の人がいっていた |
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昔、僕が入院していたときは2つプレゼントをもらった。1つは病院のベッドの枕もとに |
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双眼鏡があった。もう1つは家にあった。そのプレゼントは、カラオケセットであった。 |
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今思えば「病院のベッドの枕もと」にあったのは病院が企画していたサンタさんかもしれない。双眼鏡をプレゼントしてくれたのは退院したら外へ出て青 |
い空を見て元気になりなさいという意味だったのかもしれない。もう1つ。お父さんが子供のころ12月24日夜中ずっと起きていたらサンタさんは来なかった |
らしい。次の年も。 |
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サンタさんはやっぱりいるかいないかのわからない存在だと思う。もし今年でサンタさ |
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んが来るのが最後だったらまた来年も来て下さい、いやいや19歳まできてくださいと頼まないといけないなと考えた。 |
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