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自然との付き合い方 |
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怜 |
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中3 |
人間は自然を自分達の都合の良い方向にねじ曲げている。地球は、様々な偶然が重なりあって誕生し、植物を育て、山、海を作り、やがて人間の世界もつ |
くってきた。しかし私達人間は、そんな地球に恩返しなしに自然を壊している。森林伐採、ダム建設などが具体的な例である。人間の手が少しでも楽になっ |
た時や、少しでも豊かな生活がおくれるようになった時というのは、自然が壊され、傷ついている証拠である。『新しく開発する』ということは悪くはない |
が、これをすることによって何かに悪影響を及ぼすのであれば賛成できない。むろん、「全く影響なし!」という訳にはいかないだろうが、工夫すべきであ |
る。 |
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イタリアには、真似すべき点がいくつもある。その1つを紹介したい。イタリアの街はすべて石でできている。道も建物もすべて石だ。とても風情がある |
。教会は、内側も外側も大理石で、何年たっても壊れることはない。真似すべき点というのは修復の仕方である。まず、日本は「せっかく直すのだから、近 |
代的にしよう。最新技術の……」という様な考えで、どんどん新しくなる。一方、イタリアの考え方は、簡単に言えば「ここはどうやって、何を使って直そ |
うか…?」という様な感じである。つまり、イタリア式修復法とは、『新しくするのではなく、元に近い形で直す!』である。古代ローマの歴史を大切にし |
ている証拠である。イタリアの魅力はここにあるのだと思う。 |
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我が国の自然も「歴史を大切に」をモットーに考えていけば良いものになると思う。 |
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