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清書:ちがうのは柱だけ アジサイ の広場
れもん ふれ 小3

 ガタンゴトン、ガタンゴトン。
 

 「次は、洋光台、洋光台です。」
 

 これは、二年生の時の話です。いつものように、わたしは電車にゆられていました。
 

 私は、そのとき、電車の中にはられていた、おもしろい広こくに興味をひかれ、電車内のアナウンスが耳にはいりませんでした。
 

 そして、何も考えずに電車からおりると、なんだか様子がちがうな、とふしぎに思いました。辺りを見回すと、柱に「ようこうだい」とたてがきで書かれ
ていました。「えっまさか!」  

 「ようこうだい」と書いてあるところを見たとき、まるで、自分と自分の頭がつながっていないように、わたしの頭が真っ白になりました。「オーノー!
」「やっぱりへんだと思った。」  

 私が、降りる駅は、港南台という駅だったのです。後から聞くと、洋光台と港南台の駅のつくりは、とてもにていて、ちがうところは、柱の形だけだった
のです。洋光台の柱の形は四角、港南台の柱の形は丸ということしか変わらなかったのです。  

 このことがあってから、駅におりるときは、駅の名前を見て、たしかめてからおりています。
 

 
 

                   
 

                     
                                     
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