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古い考えと新しい考え アジサイ の広場
A.L あそき 小6

 ある朝、パパとママと小さなトーマスが、そう、二つか三つの男の子です、キッチンで朝食を食べている。突然パパが天井近くまでふわっと浮かびあがる
。トーマスはたぶんパパを指して、「パパが飛んでる」というでしょう。ママはびっくり仰天してけたたましく叫びます。これは、「習慣」の問題です。マ マは人間が飛べないということをとっくに学んでいる。トーマスは学んでいない。わたしたちは、子供のうちに、この世界に驚く能力を失ってしまうらしい 。それによって、わたしたちは大切ななにかを失う。  

 古い考えと新しい考えの例は、いくつかある。一つは、長篠の戦だ。これは、1575年に織田信長と武田勝頼がした戦だ。信長は、3000丁の鉄砲を
使い、勝頼は、騎馬で戦った。このころの鉄砲は、弾をこめてから撃つまでに1分ぐらい時間がかかった。だから、勝頼は1発目を撃ち終われば勝ちだと思 っていた。ところが、信長は三人一組にして、一列目が撃つ間に、二列目と三列目が弾をこめる。一列目は撃ち終わったら、後ろに行って弾をこめる。そし て、二列目が撃ち、三列目が撃つ。そして、一列目が再び撃つ。これを何回も繰り返す。この戦法をとったため、信長が勝ち、勝頼は負けた。  

 他の例は、天動説と地動説だ。ガリレオ・ガリレイが地動説を唱えて(他の学者も地動説を唱えていた)捕まり、罰せられた話がある。今は、地動説が常識と
なっていたが、このころ(17世紀)はアリストテネスなど、昔の学者が唱えた天動説が常識となっていた。そのため、ガリレオは宗教裁判にかけられ、人々 を惑わすとして、地動説を唱えるのを禁止されてしまった。しかし、ガリレオは再び地動説を唱え再び捕まった。  

 僕は、人類の未来のためを思うなら、古い考えよりも新しい考えのほうがいいと思う。そうすれば、科学の世界でもなぞが解けていくからだ。
                                                   
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