hana02-2

隅アジサイの池の広場
ほり内 ／ぬり中1

　

　広告はおもしろい。僕だって、広告は毎日欠かさず見ている。(時々、ちゃんとした所も見るが)そういう広告や新聞のどうでもいい部分を好きで集めているコレクターもいるかもしれないが、時々、通販の全面広告をちらっと見た人もいると思う。他にも文庫本の広告など様々な広告が掲載されている。

　

　僕はこのようなくだらない広告は大切だと思う。　

　

　

　その理由は第一に、そのくだらない広告が人生の分かれ道になることもあるのだ。例えば、朝起きてたまたま新聞の広告に目を通して、就職広告を発見して、そこに連絡したら給料がずば抜けて高く、安定した老後を過ごせてしまった。というように、新聞の隅っこにある広告でも安心した人生設計の決め手になるのかもしれないのだ。　

　

　

　第二に、まともな話だけを聞いていても、狭い環境で過ごす人間になってしまう。これはドラゴンクエストとか、ＲＰＧにも同じことが言える。どれか一つの町に行ったとしよう。そして、攻略本を事前に読んで、ただ重要そうな、人だけに話して、話をさっさと進め、全面クリアしてしまうより、何も読まずに、くまなく調べた方が、おもしろいと思う。　

　

　

　確かに、まともな中身も大切だが、｢雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである｣という名言のように、少し隅の方の広告を見た方がいいのではないか。

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