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学問の意味 アジサイ の広場
あおき 高2 我々の人生は、興味を持つことから始まる。  

 興味を持って勉強し、それをつきとめていく過程の中で自分の答えを見つけるのだ。
 

 そう考えると、教科書などたかが紙上の論述であって、何の意味も持たないことになる。そう、教科書とは事実を客観的に述べて、その人と調和するかを
量る一種の道具に過ぎないのだ。歴史の教科書にしてみても、その時代の流れをつかむより、その中の人々の動きを1つづつ辿った方が面白いし、その人個人 のエピソードを知っただけで覚えることを容易にしたり、より多くの興味を駆りだたせたりする。だから私も、来週に控えた世界史のテストのため、イプセ ンの”人形の家”をビデオで見たり、スタンダールの”赤と黒”を読んでいる。その方が覚えるからである。  

 学問とは言葉で覚えるよりも、心で覚えることなのだ。そして、心で覚えた物を追求することで世界が開けるのだ。それゆえ、教科書など私達が持つ本来
の興味へと誘うためのものに他ならない。しかし、私達はそこを出発点として、本来の有り様を知ろうとすることで日々学習してゆくのである。  

 
                                                 
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