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学童の遊びには多くの想像力や アジサイ の広場
太一 あうけ 中3

 学童の遊びには多くの想像力や抽象思考力が入ってくるからきわめて多彩なものになる。低学年では特に「何なにごっこ」が盛んになり、七、八歳位の子
供は飽きずに同じ「ごっこ遊び」を繰り返す。そんな幼友達の味は一生忘れられないものとなり、おそらく、後の交友などの対人関係の基盤を作る力を持っ ているのであろう。さらに、遊びの中で表現性が豊かに発揮されることがあると、新しい精神の世界を生み出す基礎能力となるから、大人はなるべくこの芽 を摘んでしまわないように、心したいものだ。  

 たしかに、僕も、子供の頃にやったごっこ遊びは、とても楽しく、時間を忘れていくらでも遊んでしまっていた。そして、その遊びの中で知らぬ間に、い
ろいろな対人関係や、人への接し方などを学んでいったのだと思う。また、ごっこ遊びは、全て一緒に遊んでいる人たちでどういうことをするかを決めるの だが、そう言うことを決める中で、いつのまにか、人と協力することの大切さなどを体で感じ、頭に今の行動の基本として、焼き付いていると思う。  

 けれど、幼い子供のうちから、親などに勉強をやらされるばかりで、大して自由奔放に遊べないと、子供は、その時にせっかく芽を出している豊かな想像
力を容赦無く摘み取られてしまう。その結果、大人になってから、公式に当てはめて答えを出す、いわばパターン化されたような問題は間違い少なくすらす らと出来るようになるかもしれないが、一番重要である、想像力を働かせながら問題を解いていく、「考える」問題に弱くなってしまうと思う。  

 しかし、だからと言って、想像力を豊かにするなどということで、遊んでばかりいて、全く勉強しないのも、これはこれで生き方を考えるべきだとおもう
。なぜなら、いくら、想像力を使って「考える」問題であっても、基本的なとき方などの最低限の予備知識は必要だと思うからだ。  

 つまり、勉強と遊びは、一見、相反するもののようにみえる。しかし実は、勉強する上での想像力など、2つは密接な関係にあり、お互い切り離せない関係
だと思う。だから、遊ぶ時にはそれに没頭し、勉強する時にはすれば、未来は明るいのではないだろうか。  

 
                                               
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