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文学のふるさと イチゴ の広場
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 端的にいって私たちは、昔話などのお話を文学と考えている。お話とは,声によって伝えられる文学である。昔話は、本来語りつたえられてきたものなので
、語って聞かせる話のそなえていなければならない基本的な条件を満たしている。また、昔話は一般大衆の文学だったた。そのため、とり扱うテーマは、普 遍的、根源的だし、その表現形式は、簡潔でそぼくな心の持ち主にもよくわかるようになっている。昔話が、子どものための文学になっているのはこのため だろう。  

 僕は,昔話とは,日本人にとって一番身近な話だと思う。子供の頃,母から寝る前に聞いた昔話。それからうける影響は,とても大きなものだと思う。人間の
行きかたを教えてくれる昔話は、とてもたくさんある。例えば,「浦島太郎」。カメを助けた太郎が、竜宮城ヘ行くことで,他人への思いやりの大切さを教え てくれる。「舌きりすずめ」では、欲張りは禁物だということが語られている。このほかにも,努力の大切さを表す「ウサギとカメ」などが有名だ。  

 子供の頃,昔話をたくさん聞いている人は,豊かな心の持ち主になる事が多い、という話をよく聞く(何を基準に言っているのかは不明だが…)。それもそ
のはずであろう。僕は,昔話=「Q&Aこんな時、どうするの?~人生のマニュアル~」と名づける。昔話は,人間の生きかたを教えてくれるからだ。昔話を 信じれば,100%成功するというわけではないが,もし、本当に困ったときには一度昔話を信じ,行動してみても良いのではないか。  

 「すずめ100まで踊り忘れず」ということわざがあるが,小さい頃覚えたものは大きくなっても忘れないものだ。そのため、昔話は,日本人にとって一番
身近な文学になっているのだらう。昔話は今まで語り継がれてきた。心を豊かにする昔話は,これからも語り継いで行かなければならない。昔話とは、昔から 語り継がれてきたものであり,日本人の文学のふるさとである。  

 
                                                 
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