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心、死に給ふことなから |
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アジサイ |
の |
峰 |
の広場
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杉田大岳 |
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うい |
高2 |
心は人間が人間であると認識する上で、最も重要なものである。ところが、今日の社会では、心という見えないものより、実際に見えるものである物質が |
、様々な状況で大きなウエイトを占めている。それは、科学者と呼ばれる者の集団、「先生」などともてはやされる集団、はたまた純真無垢な子供の集団に |
さえ存在する。昔は、必ずしもこのような物質主義的な世界ではなかった。人々は美しい夕日を見ることに、ただ感動を覚えたりしていた。そこに、物質と |
いう観念はなかったはずである。 |
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このような世界を作り出した原因として、第一に、科学の急激な発展というのがある。科学は人々が今まで不明瞭であったものを、次々と解明していった |
。それらは挙げれば切りがないほどで、我々が今生活している上での環境、全てのものだと考えてもよいぐらいだ。そして、同時に科学は、我々の生活を驚 |
くほど便利にもした。実際に私を含めた人間のほとんどが、科学の力なしには暮らしていけないだろう。普段、風邪をひいたら薬を使い、目的地に行くため |
には電車を使い、そのために我々はお金を支払い、お金を得るため働いている。 |
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確かに、物質的考え方は、現代の生活を送る上の基盤になった。しかし、そのために心というものが忘れられていくのは、大変問題だ。心というものが未 |
発達ならば、科学を操ることなど不可能なのだ。いわば、赤ん坊にスーパーコンピューターを持たすようなものだ。科学の文化は心の文化を越えてはいけな |
いのだ。 |
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