先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
清書:土の道 アジサイ の広場
ユッコ あるろ 中2 一番道らしい道とはどのような道だろうか。道には、大きく分けて、自然のままの道と、人工的に作ったアスファルトの道がある。それぞれに長所と短所が ある。しかし、道らしい道とは土の道だと思う。  

 なぜ、そう考えるのか。それにはいろいろと理由がある。実例を挙げよう。
 

 私は、父と妹で山登りをした。山に登る途中、大阪へ続くトンネルがある。そこは高速道路で、車が、シュウイーン、シュウイーンとハイスピードで走っ
ている。しかし、少し歩くと、段になった田んぼや畑が小川の横に連なり、とてもやすらぐのである。地面は土で、四季ごとに様子が変わる。しかし、高速 道路では何も変わらない。つまり、土の道のほうが、景色が良くて、和むということだ。家の前の道は、土のほうが絶対良い理由がある。それは、今の子供 は地球の自然を知らないからである。昔は、日常的に覚えた植物、虫の育ち方や名前は、今では学校の授業で、初めて知るパターンが多い。それは、身の回 りの自然が消えているからだと思う。自分の家の前の道がもし土の道だったら、きっと親に、「この青いのはね、オオイヌノフグリって言うんだよ。」と教 えられていただろう。  

 今の子供は、自然について、昔と比べて知らないと思う。アスファルトの道は、舗装されて、歩きやすいけど、過ぎたるは及ばざる如しというように、ア
スファルトの道を造りすぎてもいけないと思う。皆が自然に振れ合うためにも家の前の道が土ということは大切なことだと思う。  

 
                                                 
ホームページ