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かなしいできごと ウグイス の広場
まいまい いかす 小3

 私のクラスでは、ちょっと意地悪する子がいます。それは、人の持ち物をかくす人がいるということです。
 

 今日の昼休み、甲谷さんのうわばきがなくなりました。みんなで探しても見つからないので、先生に言おうとしたところ、自然には入らない下駄箱と下駄
箱のあいだにありました。今日の昼休みは、もう一つなかつくんのうわばきもなくなっていました。甲谷さんのうわばきは、外に行く時だったけど、なかつ くんのうわばきは、教室に帰るときなくなっていました。そうじの間、ずっとさがしていました。私のはんはげたばこそうじいだったので、いっしょにさが したけれどみつかりませんでした。  

 でも、五時間目にはいってすぐ、二年生のひとがとどけてくれました。二年生の人は、
 

 「二年生の下駄箱になかつくんのうわばきがおちていました。」
 

 「あ・・そう・・ありがとう。」
 

 先生は、びっくりしたようなほっとしたような声を出しました。五時間目はどうとくのじゅぎょうになりました。
 

 「どうとくとは、人の心をおもいやって勉強するんです。心を使ってじゅじぎょうをうけるんです。」
 

 そう言って先生は、白い紙をくばりはじめました。
 

 「今日の事について思ったことをなんでもいいから書きなさい。」
 

 私は、こうかきました。「なかつくんと甲谷さんのうわばきがかくされてまず、じぶんがやられたらいやだなあと思いました。あと、ともだちをうたがいた
くないし、うたがわれたくもないから、早くあやまってほしいです。ひとことごめんなさいと言えば、やったほうもやられた方も、クラスのみんなも安心す るから、みんながすぐあやまれるクラスにしたいです。」  

 みんなが書き終わってから、先生がいいのをみんなの前でよみました。島野さんのがよまれました。私は、その一部分で感動しなみだがでてしまいました
。それは、「思いやりとやさしさと協力することをがんばって、あたたかいクラスをまもっていきたいとおもいます。」 本当にそのとおりでした。これを 聞く前、わたしは「もしかしたら不良のクラスになっちゃうかな」とおもってしまいました。バカなことを思いました。いいクラスをつくっていきたいです                                      
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