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話し上手の人がいます・・・・・・を読んで エンジュの広場
しっぽほし中1

 この話では、「間」のことについて色々と述べている。仮にある女の子が二人の男の子に告白される設定にしよう。(何の話だ・・・・・・?)女の子Lちゃんは
ある日二人の男の子にラブレターをもらう。一人はよく喋るH君、もう一人はちょっと渋いJ君だ。とりあえず、初めにH君との待ち合わせ場所に行った。H君はいきなりこう喋り始めた。 

 「いやあ~!来てくれてどうもありがとう!んでさ~、なんていうか・・・・・・その、あのねえ・・・・・・。」
 

 Lちゃんの感想  (この人・・・・・・本気なのかしらん。)
 

 そして、次はJ君との待ち合わせ場所へ行った。J君は前置きなしにこう言った。
 

 「・・・・・・すき。」
 

 Lちゃんの感想  (なんかかっこいい~!)
 

 これで私が勝手に作った(笑)お話は一応(?)終わったのだが・・・・・・。Lちゃんはなぜ渋いJ君に感動したのだろうか。H君の方が明るくて面白そうだけ
れど・・・・・・。私はLちゃんではないからわからないが、おそらくJ君が作った「間」に感動したのだろう。L君はひっきりなしに喋っていて、どうも変な人としか思えない。しかしJ君は言葉より言ってしまった後の余韻の方が多い。Lちゃんはその渋さや静けさに感動したのだろう。 

 まあ私には今のような話は縁の無い話なので、私にも分かりやすい話をしようと思う。日本の絵と外国の絵をくらべてみよう。日本人と外国人に同じ麦の
絵を書かせてみる。日本人は、白い紙に麦を一本だけ書いて、あとは自分の名前の入った赤いはんこをポンと押すだろう。外国人はどうだろうか。麦を書いたら、周りを白いところが無くなるまでぬりたくるだろう。ここで二枚の絵を比べてみよう。確かに技術的には外国人の書いた絵の方が上かもしれない。しかし、日本人の書いた絵は、紙に麦以外何も書いていないので、どこに注目し、どこを作者が中心に描きたいかが一目で分かる。それに比べて外国人が書いた麦の絵はどうだろう。まわりも中心に描きたいものと同じように派手に書かれていて、どこを本当に伝えたいのかよくわからない。(わあー外国人さんごめんなさい~!) 

 今の話も結局余韻に関係する話だ。ぎっしり!というよりも、ちょっとばかり余韻があって、落ち着いた方がいいと私は思う。
 

 
                    
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