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さて、人間を科学的に アジサイの広場
友葵あしも小5さて、人間を科学的に   2001・5・8 

 人間は複雑な機械にすぎないのでしょうか。機械は生きていませんから、生きるために行動するということはありません。つまり、ただ死なないように行
動しているというのではなく、進歩発展するという点で機械と違うのです。 

 私はこの長文を読んで、
 

 「あぁ、そうなのか。」
 

 と、思ったことがある。それは、人間は日々進歩発展するように作られているということだ。多分ほとんどの人がこのことを知っているようで知らないだ
ろう。 

 人間と機械との比較をしてみる。
 

 まず、機械は心や気持ちがないから、誰かが悲しんでいる時には一緒に悲しまないし、楽しい時も笑わない。それに、変わろうとも思わない。変わろうと
思わないから、私たち人間の命令にただただ従うだけ。反対に人間は、心や気持ちがあるから、喜べるし、悲しくなるし、面白かったら、笑うだろう。そして、変わろうと思っていなくても、日々成長する。だから、毎日毎日機械みたいに同じことをしていなくて、毎日毎日ちがうことをしている。 

 でも、心や気持ちがないからって機械がきらいなわけではない。機械には日頃お世話になっている。たとえば『信号機』。もし信号機がこの世になかった
ら、毎月百回ぐらい交通事故が起こっているだろう。もし信号機(機械)に人間のように心や気持ちがあったらどうなるだろう。そして信号機が、 

 「今日は気分的に止まるのは赤の代わりに黄色にしよう。」
 

 なんて、思ったら大変だ。車などがゴチャゴチャになってしまうだろう。
 

 機械はどんどん性能が落ちてゆくが、人間は進歩発展していく。おばあさん、おじいさんになって、動きとかは鈍くなる。だけど、頭の中は色んな経験が
積み重なっているんだ。だから、それでも日々進歩発展しているんだ。 機械は機械的に、人間は人間的にとてもよいものだと思う。                    
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