先頭ページ前ページ次ページ最終ページ
日本人の本質 アジサイの広場
太公望うの高2

 最近の日本は、欧米の様に個人重視、自由主義が広まってもはやほとんどの人に浸透していると言っても良い。確かにこのような文化の流れが入ってくる
事は良いことだし今まで形を重視してきた日本には良い影響になる。しかし、よく考えてみると個人、自由があまりにも重視されてしまった事で今の日本社会のモラルに悪影響を与えているのではないかと感じる。つまり型を重視する事によって精神を確立してきた日本独自の考えが見失われてきているのではないかと思う。 

 こうなった原因を考えていくと太平洋戦争終了後のGHQによる事実上の占領にあると思う。表向きは日本政府が政治を動かしていたが裏ではGHQが操
っていた。GHQは日本の悪いところを直しただけでなく良いところもなくし新たな民主主義の日本を作り出した。これは日本にとって非常に良い事であったが日本人固有の考えを摘み取られてしまった。そのため日本人には合わない欧米の考えが入ってきてそれが日本人とのギャップの差が今の日本の社会問題となっているのではないかと思う。 

 もう一つは、欧米各国と日本の違いで考えていくと欧米は、精神を本質としているのに対して日本は型・身体を本質としている。今の国際社会は、日本のよ
うな考え方は古いとされているし日本の考えが欧米に通用するわけでもない。そのため日本が国際社会の中で上手くやっていくために欧米文化に同化するという方法をとってしまう。そのため日本の独自性は失われるし日本文化もなおざりになってしまうのである。 

 確かに今のような欧米主流の時代で日本の独自性を打ち出すのは難しいと思うし精神を本質とする考え方も重要であるため型を基本とする考えは見失われ
たしまうかもしれない。しかし、その結果が今のモラルが崩壊しつつある社会ができてしまったといっても良いのではないか。これからは、今までの反動で型を重視する考えが増えてくるのではないだろうか。 

 
                         
ホームページ