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清書:美
アジサイ
の
道
の広場
たこたこ
/
こむ
高1
この前、某レストランで「母の日にママの絵を描こう」キャンペーンで幼い子供達の母親の絵が展示してあった。
それを見た3人の少年少女はそれぞれ気に入った絵は違ったが、「ぐちゃぐちゃな絵」という共通点があった。展示された絵の中にはとても高校1年生でも
描けないような母親の絵が7歳児の作品として展示されていたのだが3人ともぐちゃぐちゃの絵を気に入ったのだ。
それは、綺麗に描かれた母の絵は絶対に「誉められたい、目立ちたい」という欲望の元で親が描いた絵だと言う事があからさまにわかる絵だったので、綺
麗に描いたつもりが逆に醜く見えたからである。それに比べ、ぐちゃぐちゃな絵は大好きなママの絵を描いた何の欲望も無い絵なので美しいと感じるのであ
る。
人間性の認識を目途とする近代の成行は、人間の作り出す美にしか関心を示さず、視界に入れなくなってしまった。しかし、私たちは自然がもともと持つ
美というものに、もっと目を向けていく必要がある。
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