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あわわあわわわ イチゴ の広場
がっちゃん てな 高2

 お茶は、花を咲かせないようにして育てる。そうすることによって、お茶の葉のほうに栄養がまわされ、品質のよいお茶ができるのだという。しかし、私
たちの社会では、若いうちに花を咲かせるために、受験戦争に挑み、習い事に通い、学校で懸命に勉強する。しかし、蓄積の少ないうちに花を咲かせると、 枯れるのも早く、枯れた後がさびしくなる。私たちは花を咲かせることだけを考えてしまい、日々蓄積することを忘れているのではないだろうか。  

 その原因としては第一に、若くして花を咲かせる人間が増えていることにある。一番若くして花を咲かせることの多い芸能界は、常に私たちの話題にのぼ
る。例えば、女子高生のファッションリーダー、浜崎あゆみ。ルックスと歌声で女子高生は彼女に憧れる。あんなふうになりたいと思う。そういう憧れが、 早期に花を咲かせることにつながるのではないか。  

 第二に、親のバックアップが考えられる。親は子に早く定職に就くように、将来がすこしでも明るくなるように、幼児期からありったけのことを教育する
。それは学習面や知識面では蓄積できているが、それだけでは堅い人間になってしまう。豊富な経験が蓄積できていないのだ。  

 花は、優美で華やかなものだ。つぼみは、これから咲く花の希望が感じられる。しかし、枯れるとただのゴミになる。早くゴミになるか、つぼみの時間が
多いか。花咲くことを夢見るのも大切だが、今をたくさん蓄積することはもっと必要なのではないか。                                                    
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