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日本の伝統 |
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ひまわり |
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高2 |
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☆ 建築は生活と実用との中にかたく組み込まれているものである。そして鉄筋コンクリート建築が近代の生活に最も適合したものとせられている。しかし |
日本の湿気にはこの材料は必ずしも適しない。そこで歌舞伎座の建築のように、その建物の性質上木造の様式を保存したいところでは、コンクリートを持っ |
て木造の様式だけを真似る。このように。新しい材料を用いて、古い日本の様式を取り入れようとしたものは多く、不自然と醜さを持っている。今日見られ |
る「日本的」方向とはこういう一種の折衷主義である。目新しいものを取り入れてしまう。そこにまた新たな文化が象徴せられていると筆者は考えている。 |
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☆ まさに日本はその通りであると思う。今ではほとんどのものが西洋化して、それが普通となっている。だんだんと日本の伝統は薄れていっているのが現 |
状である。それはそれで、時代の流れでしょうがないものだと思う。だがそのままだと日本という国が分からなくなってきそうだ。ただ、そのとき使われて |
いる欧米品を、真似して使っている国にすぎない。そこで、新たな欧米文化から、独自の伝統を作り出せればいいのだが、それができないでいるのである。 |
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☆ 新しい伝統を作り出せないのはどうしてだろうか。やはり、次から次へと目移りする日本人にとっては無理にことなのだ。はやっているものには手を出 |
したい。逆にはやっていないものには目もやらないという考え方が間違っているのだ。だから、自分たちが本当にすごしやすくて、利用しやすいものが分か |
らなくなっているのだ。今の小泉総理大臣の大人気の理由もそのような部分があるに違いない。日本人は、皆がこういったらこうだという性質がある。これ |
が、日本の昔からの伝統から遊離した事と、新しい伝統を作り出せない事を生み出した原因であると思う。 |
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☆ ここで日本とって一番怖いことというのは、日本的文化というものの存在がまったくなくなり、その時その時流れてくる、欧米文化のコピーばかりをし |
ている時が来るという事だ。そうならないためにも、今ある日本的文化をもっと大事にすることが大切だと思う。そうするにはもっと人が、日本の伝統品に |
近づかなければならないのだ。畳を請う子供が減ってきているのは、幼いころからその存在が遠かったからだ。日本文化がきっちりと残っていれば、欧米文 |
化が入ってきても、なにも不安になることはないのである。 |
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