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お風呂 カモメ の広場
れもん ふれ 小4

 わたしは、お風呂が嫌いです。なぜいかというと、面倒くさいからです。今、わたしがお風呂が嫌いということには関係がないのですが、お風呂と言った
ら、一番に思いうかぶ、いやな思い出があります。  

 その事件があった時、わたしは、三歳になったばかりでした。わたしは、おとうさんといっしょにお風呂に入り、いつものように、お湯のなかを、プール
がわりにして、ピチャピチャまるでイルカのように遊んでいました。と、その時、わたしの声がきえました。あたりを見ても、わたしの姿はなかったでしょ う。そう、つまり、わたしは、お風呂の中におぼれているのです。湯船の中に頭から落ちてしまったのです。  

 なぜお父さんが気がつかなかったかというと、たぶん髪を洗って、下をむいていたからだと思います。でも、お風呂におぼれたこと以外に、一番びっくり
したのは、わたしが泣かなかったことだと、お父さんが言っていました。たしかにわたしも、あんなに泣き虫だったわたしが、お風呂におぼれて泣かないの も不思議だなと思いました。このことは、私は、全く覚えていません。  

 わたしには、小さい頃、お風呂でする、ある決まった遊びがありました。小さい頃、石けんにとても興味があったので、みんながお湯の中に入っている間
に、よく洗面器のお湯の中に石けんを入れて、  

 「牛乳!」
 

 と言って、遊んでいたことを覚えています。
 

 お風呂というものは、このように、あぶないこともありますが、その日の疲れをとってくれる、とってもいいところだと思います。
 

 
 

     
 

 
                                       
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