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理想だけ? アジサイ の広場
TERU ふり 中3 最近、テレビドラマで学校物のドラマが多くなってきた。そのほとんどがヒットしている。私もよく見ている。例をあげると「GTO」「伝説の教師」「アヒル の子」など、ほかにもたくさんあるだろう。なぜこのようなドラマが大ヒットしたのだろう?  

 このようなドラマでは、共通点がある。教師のタイプが大きく三つに分けられる。勉強主義のタイプ、落ちこぼれタイプ、変わり者で暴れん坊タイプだ。
そしてどれも最後は変わり者の教師が勝利をおさめてしまう。だいたいがこのような流れだ。このドラマが人気を呼ぶのは、主役である、暴れん坊の教師が さまざまな事件をかっこよく解決していき、生徒たちもその教師を尊敬し、人生の生き方を学んでいくからだ。きっと「そんな教師がいたらいいな」という 強い憧れから、私みたいな学生はつい見入ってしまうのだろう。  

 現実にそんな教師がいたら、きっと色んなことが学べるだろう。(本当にいても困るが(笑))そして、自分に強い刺激を与えてくれた先生みたいになり
たいと思う人も多いだろう。私も「GTO」に出てくる鬼塚先生みたいに強くなれたらいいなと憧れを抱いてしまう。しかし、そういう憧れだけで生きていこう とするのもよくないと思う。  

 ドラマでは平気に「○○先生みたいになる!」などというが、その先生ばかりを理想として追いかけて、「自分」というものを失ってしまう場合もあるか
もしれない。目標とする人がいてもいいと思うが、まるっきりその理想と同じではなく、自分なりのやり方や考え方を取り入れる必要がある。これは色んな ことに言えるだろう。私は将来音楽に関する仕事につきたいと思っている。私は憧れている音楽家がいる。しかし、私はその憧れの音楽家のようなまったく 同じ考え方を持とうとは思わない。参考にはしたいと思っているが、あくまで参考。自分らしさを出して生きていかなくては人間やっていけないと思う。理 想ばかりを追いかけていては、いつかは自分を見失ってしまうだろう。  

 自分を見失わないようにする方法は、自分自身ときちんと見つめること。自分が何をしたいのか、どのように生きていきたいかしっかり見つけること。こ
のようなことは一番大切だと思う。私は今音楽家になりたいと思っているが、もしかしたらまたこれから生きていく上で夢が変わるかもしれない。もしも変 わったとしても、それが本当に自分にとってふさわしいか、本当に自分がやりたいことのか、しっかりと考えていきたいと思っている。  

 
                                               
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