清書:初めてできた水泳 |
イチゴ | の | 泉 | の広場 |
しょうた | / | あたの | 小5 |
ぼくは、学校で1番好きな教科は、体育です。他の勉強は、いつもたいくつで嫌いです。でも、体育はいつも楽しいです。ドッヂボールをしたり |
、とび箱をしたりします。運動会が近くなると、運動会の練習をしたりします。最近は運動会の練習をしています。どれもこれも体育でやることは |
でも、ぼくが毎年楽しみにしていることは水泳です。ぼくは水泳がとても好きです。夏になると、体育の代わりに水泳をやります。でも、水泳は |
夏だけなのでとても残念です。どうせなら、1年中水泳ができたらいいのにと、よく思います。でも、1年生のときは、まったく泳げませんでした |
。5年生の水泳の授業ではクロールを泳ぐことができました。でも、クロールといっても、うまく息つぎができません。何度も何度も挑戦したけど |
うまくできません。こんなことを毎日のようにしていて、夏休になってしまいました。ぼくは、 |
「この夏休の間に息つぎをできるようにして、25メートル泳げるようにしてやるぞ。」 |
と、決心しました。そのころ、おかあさんが、 |
「短期の水泳教室に行きなさい。」 |
と、言ったのでぼくはすぐに、 |
「うん。」 |
と、うなずきながら返事をしました。短期の水泳教室は5日間です。最終の5日目のことです。いつものように練習をしにいって、 |
「今日こそ、25メートル泳ぐぞ。」 |
と、準備運動をしました。ジャボンと音を立てながらプールに入りました。プールの中は、まるで氷水の中に入ったように冷たくて、ふるえてし |
まいました。それでもがんばって泳ぎました。冷たい水を振り払いながらひたすら泳ぎました。 |
「ピタッ。」 と、手に何かがあたりました。手にあたったのは向こう側の壁でした。 「やったー。」 |
と、ぼくは、喜びました。やっとぼくは、25メートル泳げるようになりました。これで目標を達成できました。 これで夏休が終わりました。 |
9月には、どれくらいまでおよげるか、測って何級か決めます。25メートルを泳げれば3級です。 「がんばって3級を取るぞ。」 |
と、言いました。 そして何日かたって 「今日は水泳で、何級か決める日だから、すごくどきどきするな。」 |
と、言いながら学校に行きました。ポツッ、ポツッ、と、空から何かふって来ました。雨でした。ぼくは水泳の荷物をかかえながら、学校に走り |
ました。雨で水泳が中止にならないか心配しながら、教室に入りました。それから雨は、ひどくなって来ました。ガラガラと、音を立てながら、 |
「今日の水泳は雨で中止だ。」 と、先生が言いました。ぼくはすごく悲しくなりました。とても残念です。雨のせいで中止だなんてと、思いまし |
「あんなに練習したのに。」 と、ぼくは言いました。 でも、来年があります。来年は一気に1級をとってやります。 |