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清書:羽こすり合唱団
イチゴの広場
ラブリーあにせ小4


「リンリンリン・・・。」
 


 鈴虫が鳴いています。私の家の近くでは今、鈴虫が大合唱しています。
 


 一番きれいだと思うのは、たくさんの鈴虫がいっせいに鳴いているときです。一匹だけではつまらないけれど、たくさん鳴いているととってもき
れいに感じます。
 


 鈴虫は、二枚の羽をこすり合わせて鳴きます。私はこの鳴いている鈴虫たちに『羽こすり合唱団』と名前を付けました。この合唱団の団長は、一
番大きな鈴虫だと思います。でも、鳴き声をよく聞いてみると、エンマコウロギも鳴いているように思いました。
 


 この合唱団は、何を歌っているのでしょうか?私には、よくわからないけれど、『羽こすり合唱団』が作曲した曲ではないでしょうか。
 


 私は、この鈴虫とエンマコウロギのことで調べたことがあります。
 


 まずは鈴虫です。 鈴虫は、二枚の羽をすり合わせて
 


 「リーンリーン」
 


 と鳴きます。メスは鳴きません。 秋になるとメスは土の中に卵を産みます。産んだあとメスは死んでしまうそうです。卵は春に幼虫になって土
から出てきます。 オスとメスの違いは、オスは羽が大きく、メスは卵を産むくだがあります。
 


 エンマコウロギはあまり調べられなかったのですが、オスはやすりのような羽をこすって鳴くそうです。
 


 私は、この『羽こすり合唱団』の歌を聞いていて、心が安らぐような気がします。これは多分、鈴虫やエンマコウロギはきれいな声の持ち主だか
らではないでしょうか? 『羽こすり合唱団』は今、一生懸命歌って楽しんでいるでしょう。 
 


  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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