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横浜太郎 | / | あわか | 高1 |
個人の質に関係なく、特定集団に属することによって社会的に格差、隔たりを作られることを、少なくとも僕は「差別」という。世界中、ほとんど |
どこへいってもこの差別はあるようで、もちろん日本でも例外ではない。人種、性別、年齢、出生地、国籍、学歴など、挙げていったらきりがない |
ほどの差別がある。では、どうしてこのような差別が起こるのだろうか。 |
差別といえば、有名なのはアメリカの人種差別である。例えば水のみ場で、「White」と書かれた白人用の方にはちゃんとした水飲み機が、「Colo |
r」と書かれた白人以外の人種用にはただの蛇口が、というような極端なものや、バスの中では、白人が乗ってくると、席に座っている白人以外の人 |
は、立つように運転手から言われる(言われていた)という。逆らうと、最悪の場合殺されることもあったようだ。それだけ顕著に差別が表れていた |
のだ。(ただし日本人には例外もあるようで、バナナと呼ばれていたり・・・) |
差別の根底にあるものは、自分達が優等であり、相手は劣等であるという、“根拠のない”集団心理である場合が多い。ナチスのころのドイツで |
は、もともとはほとんどの人がユダヤ人に対し差別心を抱いてはいなかったと思うが、ナチスの吹き込みで差別心を抱くようになった、あるいはな |
らざるを得なかったのだと思う。これも「自分達ゲルマン民族こそ世界で一番優れた民族であり、ユダヤ民族は全くの劣等民族である」と、ナチス |
がユダヤ民族を恐れて民衆に吹き込んだもっともらしい口実のためである。 |
世界中から今すぐ全ての差別を無くそうとするのは非常に難しいと思う。しかし、徐々に人々の意識が変われば、自然と差別も消えてくるはずだ |
。そうは言っても、自分もハンディを持った人などが来ると身構えてしまうのだが。とにかく、人間どこかが違っていてあたりまえなのであって、 |
全て同じだったら逆に恐ろしくなる。そういうことを意識した上で相手のことを尊重し、また自分も疎かにしない、つまり譲り合いの心、謙譲の心 |
を持つことと、厚意を受けたら素直に感謝する、この2つのことが差別を無くす確実な方法であり、世界をよくする最もよい方法であると思う。 |