科学技術の使用条件 |
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太公望 | / | うの | 高2 |
今の時代、とても便利なものが沢山ある。これを作り上げてきたのは科学技術である。又人々の物事便利さに対する欲求が更に科学技術を進歩さ |
せてきた。日本の科学技術や省エネ技術は世界トップレベルであると思う。しかし、今日の社会では便利な物が溢れている。もはや人を助けるため |
の科学技術ではなく人の身体能力を低下させるほどの能力を持つ物も出てきている。このような豊かになった時代において科学技術を使う必要は一 |
部を除いてなくなってきているはずである。これからは地球環境問題に対して科学技術を使う必要があるのではないだろうか。しかし、今日の各先 |
進国の大企業は環境問題など日々人々の関心が高まっていることに対して科学技術を使っての対策をやろうとしてない。これには世界の社会構造が |
この原因は第一に企業の利益追求型の構造である。確かに資本主義の世界では当然のことであるが企業は環境問題に対してお金を掛けても何のメ |
リットが無いと考えているのである。お金だけで考えれば何のメリットも無い。普通の人だったらメリットの無いものに対して何十億ものお金を掛 |
けるとは考えない。これが環境問題に対して科学技術が使われない最大の理由である。 |
第二にまだ人は便利さや物を追い求めているからである。人間の欲求というものは尽きることはないといわれている。私の高校の校舎は先月立て |
替えられIT対応型校舎となった。どこがITなのかさっぱりわからないが便利な設備が沢山ある。例えば校舎の玄関が自動ドアだったり、窓がボ |
タン一つで開いたり、人がいないところは明かりが自動で消えたりと様々である。便利すぎて困ることもあるぐらいである。人々の欲求によってこ |
こまで出来るものである。企業はもちろん儲かる方に金を欠けるはずである。人と企業の利害が一致しているい上環境問題に手を回すはずが無いの |
人間は、豊かさや便利さを追求し過ぎたことを反省しなければならない。地球の環境は日々悪化しているし戦争などによって傷ついた人もたくさ |
んいる。人間は金の為でなく世界の人々の為に科学技術を使っていくべきである。もっと人間は自分の住む星を大事にし自分さえよければ良いとい |
う考え方を無くしていくべきである。 |