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人間の力
アジサイの広場
金剛くんあゆわ中3


 映画「地球交響曲」のシナリオハンティングのため、フィンランドの森に行くと、まず人間たちを迎えるのは美しい自然ではなく、大量の蚊やブ
ナであるらしい。そのため観光旅行にきた人にとっては、森に入るのには長袖、長ズボン、蚊よけの帽子をかぶることが必須である。しかし真に自
然と触れ合うためには、五感をすべて使い、周りを覆うバリアーを取っ払い、安全な観客席でなく森の一員とならないといけないのである。
 


 確かに蚊やシロアリなどの害虫は、「都会に住む」人間にとっては、そうにかして駆除したい、蚊などが大量に襲ってきたときなんかは「ファイ
ガ!」とか言ったら周りの蚊が全滅してくれたらいいのに(笑)なんて思えるほどいやだ。
 


 しかし自然をよーく見てみるとそういう蚊やシロアリなどいやな虫も十分に役に立っている。ここではシロアリの例をあげようと思う。シロアリ
は都会では家を食ってしまうほんとにいやな害虫である。しかしそんなシロアリも自然界ではとても重要な役割を担っている。シロアリが関連する
自然のループはこうだ。まず木が、光合成をして二酸化炭素を取り込みながら育つ。酸素を出しながら育つ。そしていずれその気は倒れる。腐る。
すると今まで蓄えてきた二酸化炭素をだす。そうなのである。気は二酸化炭素を吸収して放つ。それでは二酸化炭素は減らない。そこで活躍するの
がシロアリなのである。シロアリは木が倒れ二酸化炭素を放ちだす前(?)に木を食べるのである。そうすることで地球は一定量の二酸化炭素量を
 


 このように、生き物には必ず地球に対してでも生きている「意味」を持っている。そしてそれを邪魔だといって壊す人間がいる。しかし自然から
見ると邪魔なのは人間なのかもしれない。人間は知恵を持ち、文明を持ち、力を持った。そしてその力のほとんどを自分たちの欲望を満たすために
使ってきた。目の前を見ていらない邪魔なものを排除し、ほしいと思ったものに周りを見ないで突進していった。それによって確かに人間は楽に暮
らせるようになった。そして今は無視してきた自然が破壊されつつある。今こそその人間がもっている「力」を自然のために使うときではないかと
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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