先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
清書:和食と肉食
イチゴの広場
ミルクあいま高2


 私達日本人の主食は米だ。最近は欧米文化が入ってきて肉食も食べるようになったが、今だに欧米食がぜいたくだという固定観念のようなものを
もっている。しかし、これはチョットした勘違いである。
 


 まずパンの原料である麦についてだが、もともと日本とヨーロッパの穀物生産が「水稲」と「麦類」にわかれたのは、それぞれの国に適した気候条件
や耕地があったからであるが、現在の科学肥料がないような時代に無肥料連鎖を続けた場合、麦類は水稲の半分ほどの収穫比しか確保することがで
きない。また、米のなかに含まれる養分は麦よりも高く体に良い。そこで、欧米の人達は肉を一緒に食べるようになったのだが、だからといって肉
を贅沢だと思うのはまだ早い。確かに日本人は魚類などを米と一緒に食べていたので肉はめずらしいもの=高級品と考えてしまっていたかもしれな
い。でも日本人が魚類を食べていたのは、日本が海に囲まれた島国であり、海の幸に恵まれていたことが理由にあげられるように、欧米もわざわざ
人口的に飼料作物を栽培しなくてもよいような土地があったがゆえに肉食を食べるようになったのである。
 


 理由のもう一つに「隣の芝は青く見える」ということわざがあげられる。これは他人のもののほうがよく見えるということわざだが、このことわざ
のように日本ではめずらしいものがあると、たいしたものではなくても他の国のものが高級品にみえてしまうのではないだろうか?わたしもたまに
友達の持っているもののほうが自分のよりよく見える時がある。でも後から考えてみるとたいしてかわらなかったりするものだ。それにいくら今の
時代が和洋折衷で、欧米食好きの日本人が増えているからといってこれから一生日本食を食べるなと言われたら困ってしまうだろう。私は修学旅行
でカナダに行ったのだが、御飯とお味噌汁がかなり懐かしくなり、日本に帰ってきて日本食を食べた時にはかなり感動した覚えがある。
 


 このように食べ物だけでなくほかのものも、見方によって大きくかわる。今まで自分が考えていた理念とまったく反対のこともあるだろうし、逆
にすごく近いこともあるだろう。だから、何事も始めからこうだ!と決めつけないで、いろんな角度からみることが必要だと思う。
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ホームページ