清書:五感を使って体験しよう |
アジサイ | の | 滝 | の広場 |
ピエッパ | / | にお | 中3 |
フィンランド北部にあるラップランドの森は、夏の間はたくさんの緑に包まれる美しい森として有名だ。でも実際行 |
ってみると、まず迎えてくれるのは、おびただしい数の蚊やぶよの大群だ。蚊やぶよも一夏を生き延びようと必死なのである。しかし、このような |
洗礼を受けて、全ての五感が開放されてこそ、森の本当の美しさがわかるのだ。僕も、物事をただ聞いたり見たりするだけでなく、自分の体で実感 |
できるようになりたい。そうするには、どうすればいいのだろうか。 |
それには何事も体験することが大切である。例えば、スポーツにしてもプロの試合を見ていたら、すごく楽しそうにプレーしているように見える |
。しかし、そのプレーができるようになるには、たくさんの苦しい思いをしているのだ。その苦しみを自分で体験したからこそ、スポーツの良さと |
言うのは分かるものなのだ。 |
次に、便利な物に頼らないということが大切だと思う。というのも、便利な物に頼ることによって、自分の体にバリアを張ってしまうのだ。そう |
すると良さというのは見つからない。キャンプにしても、バーべキューをするのに、火を使う。その火も、ライターでつけたのでは意味がない。自 |
分で火を起こすことが大切なのだ。 |
確かに、自分の力ですべてをするのは難しい。でも、キャンプだと、テントで寝る時の土の気持ち悪さ、スポーツだと苦しみを味わってこそ、楽 |
しみを味わえる。つまり、五感を使い体感することができたなら、その良さがわかるのだ。 |