清書:の |
イチゴ | の | 泉 | の広場 |
穂香 | / | すよ | 小5 |
「ピー、ヴォー、ラララ」 |
と音楽クラブが音出しの練習をしています。 |
私も音楽クラブです。市の音楽会にでるために練習している曲は、ホルスト作曲の惑星より「木星」です。私は、オルガンをやっていました。 |
練習は、朝練・午後練両方ありました。朝は、8:00~で午後練は、4:00までありました。 |
私のやっている、オルガンは1・2・3・4とあり、私は3です。そして、3と4は1番最初に出る音なので、とっても緊張します。しかも、そ |
の曲のイメージを出させるところが多いので、そこも緊張します。 |
先生も、力が入っていて熱心です。だから私たちも頑張らなくては!と思います。 |
しかし、最初に練習していた木星が簡単すぎる、と先生が言いました。そして、より有名で本物にちかい木星を目指して、ホルストの木星にしま |
した。そしたら、とても難しく、大変でした。だいたい、形が出来てきたとき先生が |
「市の音楽会では、7分しか時間がないので、曲を速めます。」 |
と叫び、みんなの反応は、 |
「え~~!」 |
です。私も正直言ってそう思いました。 が、その特訓が始まってしまいました。みんな、他の人の音を聞く暇もなく、やっていました。(私も |
同じ。) ようやく、みんなの音が合ってきて余裕が出来てきたと思ったら、先生がまた、 |
「もっと、上級を目指すため、差をつけます!」 と叫んだ。みんなは、もう反応する余裕もない顔に変わっていきました。またまた、猛烈な特 |
訓が始まりました。 ほんとにほんとに、みんなの音が合い、先生も後は合わせてよくしていこう!と、とやってその一言を言いました。 |
そして、2月6日本番の日です。私たちの順番。ステージにあがり、楽器の用意をすると同時に心臓が、ドクドクと言い始めました。いよいよ、 |
先生の指揮棒が動きました。私の1番最初の音も、うまくいきました。曲は続き、最後の先生の心配していた、シンバルの音が、シャーンとなり響 |
きました。成功です。成功しました。もううれしすぎて倒れてしまいそうでした。 市の音楽会も終わって、ホールに出てみるとなんだか、ステー |
ジ上にいた記憶が全くありませんでした。 数日後、音楽会の結果が来ました。なんと、器楽合奏の部で1番!優勝です!もう、うれしくてうれし |
くて、胸が張り裂けそうになり、涙も出そうになりました。 |
そして、今年も私は音楽クラブに入りました。また、今年も、市の音楽会に出ます。また、前の音楽会のときの気持ちが味わえたらいいです! |