講評 |
題名: | 独立と助け合いの両立 |
名前: | たば星人 | さん( | あころ | ) | 中2 | アジサイ | の | 谷 | の広場 |
内容 | ◎ | 字数 | 913 | 字 | 構成 | ◎ | 題材 | ◎ | 表現: | ◎ | 主題: | ◎ | 表記: | ◎ |
"☆" 「意味ないなぁ……。」と思えるようなことも、やっている人たちにとっては、重大な意味がある(と思い |
込んでいる)のかもしれないね。この点は、意外に根深いものかもしれないよ。今回の題材になっている「連れだ |
ってのトイレ」これも、「一緒に行かない・誘っても断る」という状況は、すなわち集団からの拒否につながりか |
ねないと思ってしまう。そこに「意味」が発生してしまうのね。これは、大人の世界の「サービス残業」などにも |
、同じ心理が表れていると思うよ。 ではなぜ重大な意味があると思い込んでいるのか、それが問題だね。おそら |
く、日本人は周囲からどのように見られているか、周りと違う行動をとっていないかということに、かなり神経を |
使うタイプなのだろうね。それは、逆説的に自意識が強いとも言える。「自分が思うほど、他人は自分のことを気 |
にしていない」とよく言われるけれど、どうとらえられているかが、非常に気になるわけだ。だからこそ、他人と |
違う行動を取ることに、ためらいが出てくるのではないだろうか。自意識が強いのに、他人と同じ行動をするとい |
う矛盾が、「寄り掛かり」につながっているのかもしれないね。"☆" 名言の用い方は、非常に効果的。"☆"文末 |
のまとめ方に、もう一工夫ほしいな。「……と思う」がずいぶん多いね。基本的に、こういう文は、書き手が思っ |
たことを書いてあるわけだから、「……と思う」はなくてもいい。あまり多いと、文の勢いを削ぐことにもなるか |
けいこ | 先生( | なら | ) |