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清書:こみゅにけーしょん エンジュの広場
たぬきのと中1

 日本とアメリカはコミュニケーションが違う。ふつう、西洋人とは告白をする時
 

 「私はあなたを愛しています」と言うが、日本人は満月を見て、そんな言葉を口に出さなくても、じっと空を見上げるだけで意思は十分に通じる
のだ。つまり、日本では物理的対象物を見る事で社交が成り立つのだ。そう考えると、花見といった集団的な鑑賞は、日本文化の中でのコミュニケ ーションでもあると言わなければならない。西洋のように喋る事が社交の基本にあっているところでは、話が途切れる事は何か気まずいところがあ るが、日本人なら、黙って何かを眺める事でも会話は進行しうるのだ。  

 日本的コミュニケーションのほうが良い気がする。クラスの話し合いでも、たくさん意見をいい投票で決を採るという形で話が進む事は少なく「
まそうだな」「みんなもよさそうだからそうしよう」というような話の進み方の方が多いと思う。でもこのコミュニケーションにも良いところと悪 い所がある。良い所の理由は何もあんまり喋らないだけに、のんびりとゆっくりして気が軽い事。悪い理由は自分のいいたい事が、うすうす、ぼん やり〔笑い〕な感じで分かるが、はっきりと自分のいいたい事が分からないということだ。  

 でも日本人では、日本的コミュニケーションで話す方が多い。それには、日本人の生活習慣や性格などもからまってくると思う。
                                                   
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