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| 私のケンカ相手 |
| イチゴ | の | 池 | の広場
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| ひろりん | / | あしゆ | 中1 |
よく、「ケンカするほど仲がいい」というが、それなら私の一番のケンカ相手は、「母」である。母は関西生まれで声もでかい。おまけに「ひる |
む」ということを知らない。(笑)怒られるときにゃとことん罵声を浴びせられ、物が邪魔でも私が片付けなかった場合、たとえ私のものでも捨て |
られる。それに対して私は関東生まれ(生まれたところは今住んでいるところの駅一個分しか違わない)で、声が小さいことで今悩んでいる。これ |
だけだったら母の方が強いように見えるが、母の性格を受け継いでいたのだろう、とことん反撃しまくりで母といい勝負なのだ。 |
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例えば私が制服を片付けなかった場合。母は中学校は電車通学だったのでいつも制服で帰っていた。それで制服には愛着があるのだ。しかし私は |
徒歩10分の学校なのでいつもジャージで帰る。すると母が信じられない!!というような目で見て |
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「何でジャージで帰ってきてんの!?」 |
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と絶叫する。 |
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「知らん。みんなこーだもん」 |
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と私が言うと、 |
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「お母さんが中学生のころは何があろうと制 服で帰ってたよー!」 |
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と叫ぶ。 |
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「それはお母さんの時代の話でしょーが。み ーんなジャージだよ」 |
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と私は言うが、 |
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「えー?絶対おかしい・・・」 とブツブツつぶやいていた。そんなに制服に愛着のある母だ。私がカバンに制服を入れっぱなしにしていようも |
のなら 「制服をだすのじゃあ~!」 |
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と言う声が飛ぶ。それで笑い話で済んだならそこで終わりなのだが、私の機嫌が悪くて無視した場合は「ケンカ」になる。 「あー制服がかわい |
そ。ハンガーかけないなら寝押しなんてしてやんないよ!」 私は「相手をバカにする系」の反撃が得意なので(笑)、 |
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「あ、いいよ別に自分でやるから。別に制服なんてどーでもいいし。」 と言ったりする。最近は私が「勝利」するのでそういう時は「ハッ」と |
鼻で笑う。(怖い)制服のほかに「弁当箱を出さなかった場合」というのもある。(笑) 一人でもケンカできる相手がいる、というのはいいと思 |
う。ケンカできる、ということは相手にどんなひどいことを言ってもお互い分かり合っている、ということだ。「ケンカするほど仲がいい」という |
のはそういうことだと思う。そういう人がいるのはありがたいのだ。しかしざんねんだが今友達の中にはそういう人はいない。みんな本当にいい人 |
たちなのだが、ケンカ、とまではいかないのだ。いつかみんなとケンカできるような「仲間」になりたい。 |
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