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| 清書:ドキドキ |
| イチゴ | の | 森 | の広場
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| ラブリー | / | あにせ | 小4 |
「パチパチ」 |
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お客様が拍手をしています。10月6日は、私のピアノの発表会でした。 |
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一番緊張したのは、最初の曲を弾きに舞台へあがった時です。なぜ緊張したかというと、お客様の視線が私に集まってくるからです。 |
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やる前、私はものすごく緊張していました。自分の番が近づいてくるにつれて、少しずつ、緊張が激しくなっていきました。まるで、これからす |
ごく怖いお化け屋敷に入ろうとしているように。でも、弾き始めると緊張がおさまってきました。だけど、失敗しないか心配だったので、冷や汗が |
流れました。終わると、ホッとして、楽屋で倒れこみました。よっぽど緊張していたんだろうと、自分でもわかります。先生に、 |
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「どうだった?」 |
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と聞かれたけれど、 |
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「すごい緊張したし、少し間違えちゃいました。」 |
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としか言えませんでした。放送のお姉さんには、 |
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「うまかったじゃん!」 |
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と言われたので、練習したかいがありました。お母さんや来ていたおばあちゃんも、 |
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「よかったわよ。」 と言ってくれたのでホッとしました。 先生と弾くのは、先生とだからか、あまり緊張しませんでした。2回目だったから |
かもしれません。途中で、少し合わないところもあったけれど、自分ではうまくいったと思いました。しかし、みんなのいるところに戻ってからお |
母さんが、 |
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「先生の音しか聞こえないところがあったわよ。」 と言われたので、少しショックでした。 その日、家に帰って私だけ寝ている間にお母さん |
は発表会のビデオを見たらしくて、次の日の朝、 |
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「昨日はよく頑張ったわねえ。」 とほめてくれました。私もビデオを見てみました。やっぱり、お母さんの言ったとおり、先生の音のほうがよ |
く聞こえるところがありました。だけど、自分でもよかったなと思いました。 お母さんにも、どきどきした話があるか聞いてみました。すると、 |
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「中学生の時、テストで見直しをしていた時に間違えを見つけたけれど、あと少ししか時間がなくて、書けるか書けないか、ドキドキしたことが |
あるよ。」 ということでした。 「それで、結局書けたの?」 |
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「うん。」 「じゃあ書き終わったら、はい終わり~だったんだ。」 「そうなのよ。」 |
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私も、お母さんがテストで間違えを書き直せてよかったと思いました。 誰にでも、ドキドキすることはありますが、それがいい結果につながれ |
ばいいと思います。だから、私の発表会やお母さんのテストはうまくいってよかったと思いました。 たまにはドキドキしたほうが面白いのではな |
いでしょうか? |
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