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清書:学問の意義 アジサイの広場
○○○○うい高2

 今言われている学問の意義は、社会的に貢献するためとか、人間自身の欲求を満たすことだ。今の日本の子供はむしろ社会のためや、人間の本質
的な欲求を満たすためとかではなく、短絡的な見通しによって学んでいるように思える。  

 そのような状況を造ってしまった原因は、私達の今の何不自由のないこの生活である。社会的に貢献するという意欲的な考えは、周囲の環境が何
かしら満たされていなく、多種多様なニーズを投げかけているような状況で発現する。世界と比べてみると日本のその実は、ニーズはあるがその本 質的な点が非常にレベルの低いものであるような気がしてならない。ほとんどのものが今の便利社会を増長するようなものばかりである。人間本来 の学ぶ欲求も、現代の日本のような管理化された社会では、その大志を摘まれてしまう。個性を嫌う日本の教育に毒されてしまうからだ。  

 我々が求めていくべき学問とは、現在の日本のような短絡的なものであってはならない。むしろ、長期的で今よりももっと多様なものであるべき
だ。つまり、学問というものそのものの幅、学問というものの意義は互いにもっと大きな視野で考えられ、色々な存在があっていいのだ。  

 
                                                   
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