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清書:悲劇 アジサイの広場
一休さんわら小4

  悲劇
 

 一休さん 
 

 十月六日の運動会のクライマックス、それはクラス対抗リレーです。リレーの選手なので四番目に走る予定なのです。なので、運動会の前の日に
午前、午後の時間にあせをかきながら練習(三十分)した成果が出る時が来ました。プレッシャーがかかってきます。  

 たくさんの歓声を聞きながら、(籏を持って歩いてみたいなあ。)と思っていたら、
 

 「ぴーぴーーー。」
 

 という笛の音が聞こえました。すぐさま「らんたろう」のテーマ曲が流れてきました。思わず踊ってしまいました。(なんかかっこわるいな……
 

 行進を始めます。しばらく時間が経ったらスタート地点につきました。僕はリレーの選手なのに、もう疲れてしまいました。(なさけない。)
 

 「よーい、ちゅどどどどんんん!!!!!」
 

 スタートの合図の爆撃がなりました。
 

 僕の仲間の一番手が飛び出しました。ぼくがしばらく分析していると、こんなことが分かりました。それは一番手は、うでをめちゃくちゃに振り
回して相手がこせないようにしています。(とても乱暴に見える。)次二番、そして三番、次は僕だ!! 現在一位、緊張があふれてきました。  

 スタート地点につきました。ぼくはある空想を思いうかべていました。(もし、バトンを落としたらどうなるんだろう。友達になんて言われるん
だろう。)と思うと、自信がなくなります。三番の人が、ぼくの手にバトンを渡しました。走る、走る、しかし次の瞬間、思いもよらないハプニン グが起こりました。額にハチマキをしています。走るうちにハチマキがずり落ちてきました。そして目にハチマキが重なりました。何も見えません 。あわててハチマキを首におとしました。ハチマキが首輪になりました。そして前の人にバトンをわたしました。(無事に走れた・・)五番、六番 、七番、八番、九番、ついにアンカーです。今のところ一位はずっとぼくのクラスです。優勝はきまったなと思いました。しかし、敵のクラスのア ンカーは学年一速い、梅沢です。あだな宇宙人が攻めてきました。ゴール前5メートルでついに僕のクラスのアンカーが抜かれました。(そんな~ 。)ぼくはその場に立ったままでした。みんな悲しんでいます。僕もです。 今回のリレーは本当に素晴らしいと思います。なにもくやむことはあ りません。みんな力いっぱい走ったのだから。バトンの受け渡しもうまくいったし、練習の以上の走りでした。ぼくは単に足の速さで負けたという ことだとおもいます。このリレーによって、全員の気持ちが一つになってできる事のすごさを感じました。みんなの歓声がいつまでも運動場に響い                                      
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