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| 古い柿の木 |
| イチゴ | の | 村 | の広場
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| ちっピー | / | ちこ | 小6 |
私の家に古い、古い柿の木がある。もう何十年も前のものだと思う。なぜなら私が三歳か四歳のときにもう、実がなっていて「桃栗三年柿八年」 |
というように柿は、実がなるのがとても遅い。早くても柿は、八年もかかるのだから私が生まれる前にもう木は、植えてあったと思う。(私は今、 |
十二歳だから。)それに、おばあさんがよく「この柿の木は、私がここに来たときには、もう植わっていた」と言っていた。だから私が生まれる前 |
にもうこの柿は。生まれていたことになる。 |
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柿が家に植わっていていいことは、やっぱり柿を買わなくてもいいということだろう。これを読んでいる人の中には、木に登って遊ぶのも楽しい |
のではないかと思う人もいるかもしれないが、柿の木は、思っているより細く、小さいので(家の柿だけかもしれないが)登ることは、無理だし、 |
ちょうどその柿が植わっているところは、家の田んぼと庭を分けている(?)石の塀の一番はしっこだからもし登れるほど大きくても落ちたときが |
とっても危険なのである。 |
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私は、小さいときにおじいさんに「柿の木には、何か危険な(怖い)虫っているの」と聞いた記憶がかすかに残っている。そのときのおじいさん |
の答えは、「この柿の木にはなぁ、毛虫がたくさんいる。」といっていた。しかし実際に毛虫がいるところを見たことはない。今までは、あまりそ |
のことを気にしていなかった。それに、毛虫にさされたくないという思いが強いから一人では、柿を取ろうとしたことはなかった。おじいさんがな |
ぜそう言ったのか?今の私の考えは、たぶん一人で柿の木から柿をとろうとして、田んぼとかに落ちてけがをしたら大変だからという理由で言った |
のだと思う。そのころの私は、柿をとってみたくてしょうがなかったから・・・。でも、本当に柿に毛虫がいたら、たくさんいることになって柿の |
木全体が毛虫だらけになって・・・・・想像しただけでも恐ろしい。よかった・・・現実にはなくて。 |
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私にとってあの柿の木は、普段は、気にもとめない。しかし秋になると、あの柿がとっーても気になる。そんな魔法を私にかける木なのだ。 |
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