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| 古典&流行 |
| イチゴ | の | 谷 | の広場
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| 潤之介 | / | かな | 中2 |
古典とは決して「古いもの」という意味ではない。永遠に新しいものを古典という。 時代の流行を代表するような作品の多くは、いつの間にか |
消えていく。 古典に現代の生活では日常的でない素材が用いてあると、不思議なことなのだが、抽象の骨組がかえってはっきりと見えてくること |
がある。そして、それが、現在の日常性の中で混乱している思考をしゃっきりとさせてくれることがあるものだ。 |
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確かに、流行の物よりか、古典的な物の方が良い場合もある。上にも書いてあるように流行は一瞬の輝きしか持っていない。そしていつかは、そ |
の輝きも褪せてしまう。そのそれに比べて古典は、時がたっても輝きを失わない。いや、失わないどころか、逆に輝きを増す物である。例えば、「 |
たまごっち」などである。かなり懐かしい物だが、買ったり、買えなくても親にねだったりした人は多いと思う。あれだって最初は、たった1個買 |
うために大行列ができたものである。それが今ではどうだろう。そこらのスーパーの一番売れなさそうな場所に、280円などで売られてるのをよ |
く見かける。所詮、流行が過ぎみんなの興味が別の物に移った時点で、前の流行は姿を消すのだ。そう考えると、流行という物はお互いに消したり |
消されたりを繰り返してるもののように思えてくる。だが、それに比べて古典はどうであろうか。例えば、ビートルズなどだ。あれは、あの時代の |
人気もさることながら、未だに輝きを失わず、多くのファンに親しまれている。恐らくこれからも、慕われ続けるだろう。やはり、一瞬のものすご |
い人気より、永遠の人気のほうが、その人が望んでることだと思う。それに、私達もそれらの古典から学べることはたくさんあるはずだ。 |
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だが、今流行しているものにも、その後も輝きを失わない物もあるかもしれない。上にあげたビートルズも、もともと売れてたが、時代が進んで |
も当時のようなかたちで人気をほこっている。それに、流行は新しい時代を創造していくことができる。第一、流行というものはみんなが一斉に始 |
める物ではなく、なにか1人、みんなと違うことがしたい変な奴が始め、みんなそれについていく。というような発展のしかたをしてきたものであ |
る。ピアスだって一番最初にやった人はとても勇気がいったと思う。みんなにばかにされやしないだろうか。変な奴あつかいされないだろうか。な |
どと心配したことだろう。だが、それが今ものすごい流行になっている。茶髪、金髪などもそうである。大袈裟な話、人類の進化だってそうである |
。長い間樹上で生活していた猿の一匹が、ふと「地上に降りてみよう」と思い、そこから人類への進化が始まったのだ。その猿は他の者と違うこと |
をすることによって進歩できたのである。だから、やはり文化が進歩するためにはある程度流行は必要なものなのかもしれない。 |
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古典的なものから得ることは多い。だが、流行も進歩するためには必要である。 |
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だから、私達に求められているのは、自分達の意識によって、両者の働き、役目を考え、自分にプラスになるように行動し、後に古典となるよう |
な流行を作っていくことではないのだろうか。 |
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