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| 清書:私の大切な大切な宝物! |
| アジサイ | の | 村 | の広場
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| SMILEY(^o^) | / | あるわ | 小6 |
「あっ、あった、あった!なつかしいなぁ。」 |
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久しぶりに子供部屋の押入れの掃除をしているとき、押入れのすみの方にホコリだらけのむいぐるみが二匹、ちょこんとすわっていた。そのぬい |
ぐるみは確か、三・四歳のときの私の一番のお気に入りだったぬいぐるみ、セサミストリートのビッグバードとエルモだった。二匹のホコリをポン |
ポンとはらい自分のひざの上に置いた。すると私には二匹が |
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「お久しぶり、元気だった?」 |
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とでも言ってるように思えた。 |
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ビッグバードとエルモは幼いとき、いつでもいっしょに行動していた。一緒に家のまわりを散歩したり、二匹を横のいすにすわらせ一緒にご飯食 |
べたり、お風呂のときも一緒に入って二匹を洗ってあげたり、寝るときは二匹を横に寝かしたりもした……。今でも二匹との思い出は私の中で良い |
思い出のひとつ。だけど八年たった今では2匹ともほったらかし。また、ほったらかしのままでホコリだらけで押し入れにしまっておくのは少しか |
わいそうに思ったので、私は二匹を洗面所に連れて行き、洗面器に入れ漂白剤もちゃんとつけて、としっかり洗ってあげた。 |
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「ゴシゴシゴシ……。ゴシゴシゴシゴシ……。」 |
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こするたびに、八年間たまっていた汚いよごれが出てきた。まるで八年ではなく十年間ほど洗わずに置いていた、臭い臭い、くつしたを洗ってい |
るよう。(笑)やっとのことで洗い終わり二匹をしっかりふいてから、ドライヤーでちゃんとかわかしてあげた。そしたら、さっきの汚いときとは |
見違えるくらいきれいになった。あらためて、きれいになったビッグバードとエルモを自分のひざの上にのせてみた。すると今度は二匹が |
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「きれいになった、きれいになった……。」 |
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と言っているように思えた。 |
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押入れの掃除もやっと終わり、また私は二匹を押入れのすみの方に置いた。ダンボール箱やおもちゃのかごをつぎつぎに詰め込んでいくと、だん |
だんビッグバードとエルモが見えなくなってゆく…。私はやっと全部詰み込み、押入れのふすまを閉めた。すると二匹が最後にこう言っているよう |
に聞こえた。 |
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「ありがとう、ありがとう、ありがとう……。」 |
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