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今を楽しむ オナガの広場
祐司には中1

 時間は過去、現在、未来に三分割される。しかし時間直線を描けばわかるように、「現在」とはその時間直線の上の一点にすぎない。それはただ
ちに未来から過去へと繰り込まれる、時の瞬間にすぎない。もちろん常識はそうはいわない。しかし時間はすべて現実化するのである。百年を思う よりも、ただいま現在の状況を徹底的に把握し、それに対して有効な手を打たなければならない。  

 僕も、未来のことを考えずに今を楽しむという作者の意見に賛成である。
 

 なぜなら第一に、将来「~をしたい」と思っていてもそれが絶対に叶うわけではないからである。たとえば20歳になったらサッカー選手になっ
て35歳になったら監督になって45歳になったら国会議員になって55歳になったら総理大臣になって・・・などという風に考えていてもそれが 絶対に叶うわけではないし、叶う方が少ない。だから、未来を期待して大丈夫などという風に考えずに今をがんばるべきだと思う。  

 第二に、未来が楽になるようにと、今の時間を削っていると、自分の楽しい時間がなくなってしまうからである。たとえば、小学校に入った後に
、楽になるようにといってがんばって勉強して中学校に入る。また、中学校に入ったら、後で楽になるようにといって勉強し、さらに、高校に入っ たら、後で楽になるようにといって勉強する。同じように、大学に入ったら、後で楽になるようにといって勉強し、社会人になったら、後で楽にな るようにといって勉強し・・・というふうに未来が楽になるように今苦労をすると考えていたらきりがなくなり、自分の楽しく楽な時間というもの がなくなってしまう。僕も同じようにして今苦しんでいる。  

 確かに未来のことが心配だから今がんばって勉強するというのもよくわかるし、ぼくも実際そのようなことをやっている。しかし「人が旅行する
のは、到着するためではなく旅行するためである。」という名言があるように、結果だけを考えずに、そこまでの道のりを楽しむことが大切である 。つまり、未来のことを考えず今を楽しむべきだと思う。                                                  
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