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講評 題名:茶髪で伝統芸能かよ 名前:たこたこさん(こむ高1アジサイの広場
内容字数606構成題材表現:主題:表記: ー続く(かも)なのですね……☆久し振りの作文が届き、喜んでおります♪お元気でしたでしょうか!気が付いて みれば、もう師走。先生も生徒も、みんなで今年を完走したいものです。"☆" 難しい長文でしたね。でも作文の 題名「茶髪で伝統芸能かよ」を見て、「あ!CMね♪」とすぐにひらめきました。お蔭様でとても親しみやすく、ま た、やさしい文章に仕上がりましたね。このあと、どんなふうに結論づけてくれるか期待大です。私なりに、感想 を書きたいのですが、くれぐれもご参考までに……。せっかくの大角地くんの論旨に余計な口出しをしてはいけな い、と思いつつ、ここまでの流れを見て、感じたことを書かせていただきます(^_^)"☆" 本文中にある「文化の 秩序化」という言葉はキーワードだね。文化の中心からはみ出したものを禁忌(タブー)として抑圧する現象につ いて実例を挙げられると書きすすめやすくなるね。「茶髪で伝統芸能」の例は、これこそまさに!!という感じで ◎!タブー視されがちな伝統の打破を表現できていていいね。あとは、秩序を守ること、破壊すること、の両方で 意見が述べられれば最高だね。考えてみると、「守ってこその秩序」のように思われます。秩序とは守って当然の ものであって、決して破壊するために作られているのが秩序ではないはずです。では三味線でロックやジャズを演 奏することで、どんな現象が起こったかを考察してみましょう。1.伝統芸能の歴史の流れに沿っていない。2.受け 継がれてきた伝統を破壊している。3.三味線の可能性を広げた。4.「伝統音楽=伝統芸能」の枠を超えた。5.伝統 芸能としての三味線のあり方そのものが変わってくる。(観衆の見方が変わってくるのではないか!?)実は、私 にもまだ結論が出ていません。大角地くん、いっしょに考えてみましょう。伝統継承の視点から見れば、三味線ら しからぬ三味線演奏はふさわしくないのかもしれないね。でも、三味線というひとつの楽器を未来へと伝えていく 立場にあるとき、その最大限の可能性を知る努力は評価するべきもののはずです。「守・破・離」という言葉を知 っているかな。伝統的な古いやり方を、そのとおりに守って徹底して学び、そして基本技術を十分にマスターした 上で、次の段階として古い伝統的なものを破るということです。さらに、まったく新しい方式を確立し、新たな流 派を形成していくことだね。様々な芸事にこの方程式は成り立つものです。たとえば音楽・文学・舞踊・落語…… 。これらのものに共通しているのは、「古典」と「新」(新しい流派)の分野が区別されている点です。「新」の ほうにしてみても、「新派」として地位を確立した時点で、それが新しい常識として認知されるはずのもの。つま り、新しい文化として認知されるまでの過程を我々はタブー視する傾向があるのではないでしょうか!?そう考え てみると、新派や現代派にも、文化として認識されたときに秩序が生まれてくるものなのでしょうね。"☆" がん ゆうこ先生(ゆう
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