経験の大切さ |
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りさ | / | あいす | 中3 |
科学の本などを読んでいると、感心させられることがたくさん載っている。 |
これは、一見初めから完成されたかのようなものに見えるが、実は偶然が重な |
っただけなのである。うまい具合に、偶然が重なったために偉大な発見につな |
がったのだ。よって、科学や技術は、普通思われているものとは異なって、ず |
っと人間的なものなのだ。 |
世に知られている、ガリレオや、ニュートンにしろ、日常生活をおくってい |
たときに、偶然に起きたことから、発明へのヒントを得た。発明は、机の上で |
本を山積みにしていても始まらない。いかに、日常生活が与えてくれるヒント |
に気付くか、それが、発明家になるための第1歩なのである。いわゆる、論理よ |
りも直感が大切なのである。また、いろいろアンケートをとったり、実験をし |
て、数値をえるだけでは発明にはつながらず、ひらめきや、直感が大切なので |
ある。このことをみていると、発明家になるための条件としていえることは、 |
勉強ばかりしていてはだめだということである。もちろん勉強は、ある程度は |
しなければいけないのだが、経験をより必要とするのだ。 |
外見上の論理にとらわれず、内面的なひらめきや、直感を大切にするという |
例は昔話に登場する。そのなかの1つに、「花咲かじいさん」があげられる。 |
おじいさんが内面的にも優しくシロに接したため、シロは、大判小判のありか |
を教えてくれた。しかし、シロがお金のありかを教えてくれると思い込んだ、 |
いわゆる外見にこだわってしまったいじわるじいさんは、内面的な優しさがな |
かったために、お金のありかを教えてもらえなかった。外面だけにとらわれて |
いるだけでは、立派な人間にはなれないのである。 |
「経験は最良の教師である」という言葉があるように、自分の人生は1回し |
かないのだから、出来るだけ多くのことを経験し、自分のものにしていくこと |
が、大切なのだ。その多くの経験から、出来るだけ多くの発見をし、偉大な人 |
間になるのが、発明家を目指す人達が、目標とするべきことなのだろう。 |
科学の本などを読んで、感心させられるのもよいが、本を読むだけではなく |
出来るだけ多くの経験をすることも、同じ位、いや、それ以上に大切なのであ |
る。 |