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森を離れては私たちは生きていけない
アジサイの広場
ドリカムうせ中3
 使い方さえ間違えなければ、家具にとって百年というのはむしろ短い時間と
いえる。家具は永年使いつづけた方が、味わいがますます深まる。それに比べ
て、車や家電製品は、十年も使いつづけた後は、ほとんどの場合鉄くずの価値
しかならない。質の高い木でできたものを、生活の中に入れてみると、自然素
材の特有の温かさと柔らかさで人間の意識が変わる。もっというと、本物の木
を使い、本物の作り方をした家具は本物の人間を育てる。木が生産活動をして
いる間は、周りの環境を良化する。この木の生き方こそ、我々人間が学ぶべだ
 
 私の友達の家が雑誌に載ったのでその雑誌を見てみると、友達の家もそうだ
が壁はコンクリ-ト、階段は金属の網、手すりは金属のパイプ、机も椅子も写
真に載っているところ全て探しても「木」どころか、木の色、模様さえない家
がその雑誌にほとんど載っていた。私はそれを見て「ぞっ」とし、母に「何で
、ここに載っている家は木が使われていないの、とても開放感はあるけど、と
ても冷たい感じがするよ。」といった。すると母は「今は、この雑誌見ても分
かるように、こういう家がはやっているのよ。○○君の家は全部床下暖房だか
ら、寒くはないそうよ。お母さんも、あまり好きではないけどね。」といって
いた。
 
 私の将来の夢は、森の中で、木の家(ログハウス)に住むことだ。やはり、
木が家にあるだけでとても温かい感じがあり、安らぐからである。大昔の遺跡
でも、ヨ-ロッパの神殿より、日本の寺の方が「深みがあるなあ」とか、「昔
の人は考えているなあ」と写真を見ているかぎり私は思う。ヨ-ロッパの石の
遺産もやはりため息が付くほど神秘的ですばらしい。しかし、日本も、ヨ-ロ
ッパに負けないぐらいすごいと思う。昔のことだから、国土の八割以上が木で
あった森の国日本、その木を生かして昔の人は、木の特徴、性質を良く知り「
校倉造り」や、寺などのすばらしいも作ってきたのだ。《修学旅行が楽しみだ
(^○^)》
 
 しかし、すべての物が木から作られてきたら大変である。昔の人は、全て木
に頼って暮らしていけたが、持ち運びが便利で、コンパクトが中心とされてい
る現代、やはり重い木より色やデザイン軽さで選んでしまう私たち、また物が
ありすぎて、壊れてもすぐ次のに買い換えられる私たちの豊かさが、前にも話
したような人工的な家を作り出したのだ。
 
 「天空の城ラピュタ」の中で、シ-タは、「人間は、必ず土にもどらなけれ
ば生きていけない」(あまりセリフを良く覚えていない)と言っていた。いくら
科学が発達して、人間が自然から離れていこうとしても、それはできないこと
なのである。「森は生きている」という本には、自然を離れようとした文明人の
国は滅びたと書いてあった。まさしくこのことである。
 
 科学的な人工のものにとらわれず、私たちは自然も物もいっしょに両立し使
っていけば良いと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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