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ウエゲナー
オナガの広場
でこはげかな小6
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 昔、ウェーゲナーという学者が大陸移動説を提唱しました。たいへん面白い
説ですが、当時のが学界では、それは単なる思いつきだということで黙殺され
てしまったのです。ちかごろになって、いろいろな観測の技術が進みますと、
どうやらウェーゲナーの学説が本当であったらしいということで、プレート・
テクニックスという学説ができて、実際に大陸が移動するのだということが、
事実として認められるようになったのです。そしてウェーゲナーは今たいへん
高く評価されています。
 
 今までの出来あがった科学の理論とか解説とかにこだわりすぎてすべてをそ
れにのっとって考えるという傾向が強すぎますと、新しい発展が起こらなくな
る。古いものにとらわれずに新しい見方をする、あるいは逆転の発想という言
葉があるが、そういう考え方をしていると、案外そこから面白い発展が起こる
。そして、そこから、思いがけない科学の進歩も生まれるということになると
、なんともすばらしいことであるに違いない。
 
 国語の時間でウェーゲナーのことを習った。そして一つ思ったことがある。
死んでから高く評価されても、嬉しくない。評価されるんだったら生きている
うちに評価された方が本人も嬉しかったと思う。それが生きているうちに、多
くの学者からひどい批判をうけ、傷ついたと思う。しかし最近になっていろい
ろな観測の技術が進むとどうやらウェーゲナーの学説が本当であったらしいと
いうことで大変高く評価されている。昔認められなかったものが今になってみ
とめられる。と、こういうことも多いのかもしれない。ウェゲナーは気象学者
だったし当時の学問ではその答えははっきり分からなかった。はじめ熱狂した
人々も「さまよえる創造大陸」とか「ただよう学説」とか悪口をいい、大陸移
動説など忘れてしまった。
 
 昔はわからなかった事が、今になってわかると言う事がわかった。はわから
なかった事が、今になってわかると言う事がわかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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