科学における発想と |
ウグイス | の | 滝 | の広場 |
杉田大岳 | / | うい | 中3 |
<img src="http://www.mmjp.or.jp/shine/e/tyoo.gif" alt="img"> |
ある発見や結果を学会などで発表することになると、たとえその結果の元に |
偶然やひらめきがあっても、データに基づく「論理的」推理を展開する形をと |
り、研究も私自身も、「科学的」な体面を保つための、配慮が必要となる。そ |
してこれが、今までの科学と、科学教育の落とし穴である。多くの人がこのこ |
とに気づき始めたが、以前の状態に戻る可能性がないとはいえない。今大切な |
のは、科学も技術も、一般に考えられているものとは違い、ずっと人間的なも |
のだということを、深刻に意識することだ。 |
確かに偶然やひらめきは大事だ。私もそれによって何度もピンチを乗り切っ |
た。試験の時などしょっちゅうだ。数学の図形が全然分からず、適当に補助線 |
を引いていたら、偶然できたり、適当に目分量で長さを測り、解答用紙に記入 |
したら合っていたりと、偶然で十点は堅いだろう。 |
これはなにも、頭の悪い私にだけ言えることではない。あのニュートンも万 |
有引力の法則を発見したのは、偶然とひらめきによるものだ。偶然ニュートン |
の目の前でリンゴが落ち、ふと見たことにひらめき発見したのだ。大抵の定理 |
や発見はこんな感じで発見されたのだと思う。 |
偶然もひらめきも大切なことだ。しかし一番大切なことは、外観にとらわれ |
ず中身の本質を見ることが大切だ。人間は、外観ばかりを気にしてそれがしっ |
かりしていると、中身もいいように思いがちだ。しかし、本当は中身が良けれ |
ば外観など気にする必要などないのだ。 |
<img src="http://www.mmjp.or.jp/shine/e/tyoo.gif" alt="img"> |