柔軟的と固定的 |
イチゴ | の | 滝 | の広場 |
ひまわり | / | あなつ | 中3 |
ふだん私たちはコインを丸いものとみなしている。けれども水平方向から見 |
れば、あきらかに薄い長方形に見えるはずだ。このような考え方は、レトリッ |
クと深い関係がある。レトリックとは私達の認識と言語表現の避け難い一面性 |
を自覚し、それゆえに、もっと別の視点に立てばもっと別の展望がありうるの |
ではないか…と考えることである。私達はこれからの生活上、新しい視野を獲 |
得するためにも、また相互理解のためにも、レトリック感覚というのはかなり |
必要なことなのである。 |
私は母にもっと頭を柔らかくしなさい、とよく注意を受ける。それはいろん |
な方向でものごとを見ろ、ということだが、考えてみればそのほうが人生たの |
しいかもしれない。人で例えるとすれば長所を多く発見できる。逆にいえば、 |
短所も多く発見できるということだ。私はこれを目標としたい。人以外のこと |
でも得することはあるようなきがする。 |
私の友達に人の意見を聞かないで、自分の意見をとうそうとする、あまり友 |
達に好かれてない子がいる。ある日体育の授業でグループを作った時同じグル |
ープになった。その時はそれがすごく嫌だった。しかし、ものごとを決める時 |
、すぐ決めることができた。それはその子の意見だったが強制しないで、みん |
なに意見を毎回聞きながらきめるのだった。それにいいかげんそうには見える |
が実はひとのことを一番きにかけている。そんなところは今まで知らなかった |
。それからは別にそのこのことは嫌いではなくなった。 |
ほかの例をあげれば、小さな事だが、私の中では株価、がそうである。私が |
株価という言葉を、全く知らない時、テレビでよくやる株の値段が低いほうが |
、日本にとって必ず得なことばかりだと思っていた。それは、アメリカから輸 |
入する場合しか見てなかった。確かにこの場合得はするが、逆の方向から私は |
見てなかった。輸出する場合は株があがっていたほうがとくをする。これは私 |
から見ての多面的な考えだが、このようなレトリック感覚は、大切だというこ |
とがよくわかる。 |
しかし、柔軟的とは逆に固定的な考えかたは、それはそれでよい点を持って |
いるように思う。ものごとを判断する時決めやすい。私みたいに優柔不断な人 |
にはいいかもしれない。だから、やはり、柔軟的に考えることは、目標とする |
べきだが、はっきりとした固定的な考えも取り入れていければいちばんいいの |
である。 |