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長所と短所
アジサイの広場
ヒロスエうあ
1999年4月10日
 
 第4.1週
 
 課題コード   15141
 
 先生コード   なね
 
 生徒コード うあ(ua)
 
 
 
   長所と短所
 
                              ヒ ロ ス
 エ
 
 
日本の教育とアメリカの教育を比較すると、日本の教育は、短所を指摘して矯
正していく教育である。またアメリカの教育は、長所を伸ばす教育であると言
われている。日本の教育は明治以来、文明開花のもと欧米に追いつくため、国
民全員の教育レベルを平等に、しかも短期間にあげるため、短所を矯正する教
育をしてきた。その結果は第二次世界大戦後、今日の日本の高度成長をもたら
し、日本の国民全体の平均教育レベルを押し上げ、すばらしい成果をあげてき
た。しかし、日本が世界のフロントランナーとして走らねばならなくなった現
在、国民教育の平均を上げるための従来型の短所を指摘する教育ではあわなく
なってきた。世界をリードする人材(マイクロソフトのビルゲイツのような)
天才と言われるようなを人々を輩出していけるよう、アメリカのように長所を
指摘し誉めて伸ばす教育をしていかねばならないことが日本の教育に求められ
ている。
 
  私の会社でも人材の育成のあらゆる場面で、短所を指摘して矯正さすか、
長所を誉めてさらに磨きをかける方法がよいのかを試行錯誤しながら実践して
きた。結論は長所をみつけ、みんなの前で誉めて育てる方法がよい結果をもた
らしている。日本の一般的な会社では上司は部下の短所をみつけることに熱心
で、長所を発見することをあまりやらないように私は思う。最近もある会社で
、上司が部下の結婚式の主賓のスピーチをたのまれ、「失敗談はいくらでも思
い浮かぶが、誉められることがないなあ」と本音を漏らしていた。日本の教育
制度の影響もあるのか、まだまだ日本の会社も減点主義のところが多い。人間
は誰でも自分の長所を指摘され誉められればうれしい。日本の教育制度の改革
同様、日本の会社でも、短所をを矯正する会社より長所を伸ばす会社の方が多
くなってくれば、人を生き生きさせ、日本経済も明るい状況になってくると私
は思う。
 
 どんなに素晴らしいと思っている会社や個人でも実際問題はある。しかし、
そういう個人や会社ほど自分たちの課題や問題にきずいて常に前向きに解決の
努力をして生きている。人間にとって重要なのは学歴や名誉やお金ではなく、
「私は出来る」という心構えと思う。単に短所を指摘し直すだけでは人間の成
長につながらない。お互い長所を認めあい、「こうやれば君なら出来る」と心
の底から思い、指摘しあう「プラス思考社会」が今求められている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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